「鞄に入れた本の話」

「鞄に入れた本の話」(酒井忠康著 みすず書房)を掻い摘んで読んでいます。現在、通勤の友として読んでいるのは「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 藤原書店)で、3分の1程度を読んだところですが、同時に「鞄に入れた本の話」も読み始めています。著者は現代彫刻を論じることが多い美術評論家で、自分も何冊か評論を読んだことがあります。本書に出てくる書籍は、自分が気になるものばかりで、いずれ読んでみたいと思っています。格好な書籍の紹介として重宝しています。ハーバード・リードの「芸術の意味」を初め、何冊かは既に読んだことのある書籍ですが、それぞれにコメントがあって自分が読んだ印象と比較検討できるのが良いと思っています。著者が通勤車中で読んでいるのは自分と同じです。ただ、現在は通勤経路が短くなって、自分はなかなか読む時間がありません。本書で紹介された読んでみたい書籍や自宅にある再読したい書籍もあります。読書は職場を定年退職になっても、自分の趣味として付き合っていこうと思います。

関連する投稿

  • 「中空の彫刻」読後感 「中空の彫刻」(廣田治子著 […]
  • 「《逸楽の家》」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「3 […]
  • 「結語」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「結語」の「1 木彫と陶器」「2 親密な環境における彫刻」「3 […]
  • 「状況-思考の神秘的内部を表すこと」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「1 […]
  • 「文化的総合」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「2 […]

Comments are closed.