Archives for the Month of 4月, 2014

14‘図録のレイアウト

毎年7月にある個展で図録を用意しています。図録はカメラマンが新作を撮影し、そのデジタル画像をもとに制作しています。このホームページと同じで、図録はもうひとつの造形世界を構築しています。自分の作品が集合彫刻であり、設置に時 […]

「発掘~層塔~」接合作業

今日は「昭和の日」で休日のため、朝から制作三昧になりました。「発掘~層塔~」の陶彫部品の接合に120個のボルトナットが必要で、店にある在庫を全部買い占めて、ようやく120個を揃えることが出来ました。そのうちボルトの長さが […]

飛び石連休とはいうものの…

飛び石連休とはいうものの暦通りしか休めない自分は、ゴールデンウィークに入っている気がしません。朝から職員に関する人事管理の仕事があって、午後は職場をサポートしてくれるアシスタントを探しに担当者と大学を回りました。4月に始 […]

週末 休日出勤&制作あれこれ

今日の午前中は職場関係の仕事が入って休日出勤になりました。これは管理職になってから度々あることで、立場上仕方がないと決めています。その分、限られた午後の時間を有効に使うことで、制作ノルマを解消しています。今日も午後は工房 […]

週末 陶彫仕上げ一辺倒 そのⅡ

先週末に「仕上げ一辺倒」というタイトルをつけて、「発掘~層塔~」の成形に関するNOTE(ブログ)を書きました。今週も継続して陶彫部品の仕上げをやっているので、「そのⅡ」としました。ただし、今日は朝から疲労が残り、焦る気持 […]

「言語都市・ベルリン」を読み始める

「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 藤原書店)を読み始めました。副題に1861ー1945とあるので、本書は第二次世界大戦を終えるまでのドイツ帝国の首都ベルリンの変遷と、そこに関わ […]

「夜と霧」読後感

「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳 みすず書房)を読み終えました。読み終えた時には心が震撼して何とも言えない感慨に包まれました。本書は万にひとつの奇跡で生き残ったユダヤ人精神医学者が、強制収容所の中 […]

窯に委ねる時間

夜になって帰宅してから工房に行きました。窯出しと窯入れをするためです。自分が20年近くやっている陶彫は、最終工程で窯に入れて焼成をします。それによって作品が変化し、自分の手を離れて素材が凝縮していくのが面白いと感じていま […]

「夜と霧」尊厳ある場面

「収容所に入れられ、なにかをして自己実現する道を断たれるという、思いつくかぎりでもっとも悲惨な状況、できるのはただこの耐えがたい苦痛に耐えることしかない状況にあっても、人は内に秘めた愛する人のまなざしや愛する人の面影を精 […]

「イメージの力」展

私は仮面が大好きで、アフリカ、アジア、ヨーロッパや日本の仮面を集めています。その中でもとりわけアフリカの仮面に惹かれています。国ごと部族ごとに異なる造形や装飾は朴訥な生命力に溢れています。自分が創作の迷路に入り込んだ時に […]

週末 陶彫仕上げ一辺倒

「発掘~層塔~」の陶彫部品の成形が全て終わりました。総計92個になりました。当初100個を超える計画を打ち出しましたが、制作時間を考えて床に密着する部分を縮小しました。それでも今までの作品の中で、部品個数からすれば最大の […]

週末 恩師による近代詩講演会

著述家笠原実先生の講演会が横浜港北区にある大倉山記念館でありました。笠原先生は自分の恩師にあたる人で、毎年銀座の個展に来ていただいて、美術評論もしてくださっています。かなりのご高齢ですが、凛とした姿勢や講演内容の密度の濃 […]

「夜と霧」新版を読み始める

「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳 みすず書房)を読み始めました。タイトルに新版としたのは、本書には旧版があるためです。霜山徳爾訳の旧版はあまりにも有名なので私も知っていましたが、今回の新版には年代 […]

「ツァラトストラかく語りき」読後感

「ツァラトストラかく語りき」(ニーチェ著 竹山道雄訳 新潮社)下巻を読み終えました。本書は上巻・下巻に分かれ、4部構成からなる大著です。ニーチェ晩年の思想が述べられていますが、ニーチェの生涯で精神を病んでから執筆活動をし […]

神の死に纏わる雑感

ニーチェが言う神の死を自分はどう捉えたらいいのでしょうか。宗教は人類が創造した偉大なる精神文化で、とりわけキリスト教は人間を超えた存在を神として畏怖しつつ、人が創った神を逆転の発想として、神によって人が創られたとしました […]

近親者の通夜に思う

先日、妹の嫁ぎ先の姑が亡くなったことをNOTE(ブログ)にしましたが、後を追うように舅も亡くなり、今晩は通夜が営まれました。享年96歳。大往生とも言える年齢で、自分もこの歳まで生きていたいなぁと素直に思っていました。長く […]

「神は死んだ」根拠について

哲学者ニーチェには、「神が死んだ」というあまりにも有名な言葉があります。ニーチェを読まずともニーチェが反キリスト教の立場を取っていたことは、高校生の頃から自分も知っていました。現在読んでいる「ツァラトストラかく語りき」( […]

週末 母の引越し

今日は母が病院から退院し、契約していた介護施設へ引越しをする日でした。その手伝いはあったのですが、自分の制作ノルマを果たさないわけにはいかず、早朝6時過ぎに工房へ出かけ、9時過ぎまで必死になって制作をしていました。10時 […]

週末 おっちょこちょいの一日

自分のちょっとした忘れ物が目立った一日でした。家内を演奏会場に自家用車で送って、自宅に戻って来た時、自宅の鍵を家の中に置きっぱなしだったことに気づきました。もう一つの鍵は家内が持っていってしまっていたのです。すぐ家内に連 […]

4月RECORD「囚われし賤民の出航」

今月のRECORDのテーマを「囚われし賤民の出航」としました。映画の場面にある奴隷船の解放やノアの箱船にも通じるイメージですが、頭の中を過ぎったのは、具体的場面ではなく、人の生き方に関わるものです。賤民とは身分制度があっ […]

93歳の恩師からの手紙

私の中学校時代の恩師から手紙をいただきました。恩師は担任で美術科教諭だったので、美術が好きだった私は授業でも丁寧な指導支援をしていただいていました。絵画の授業で、水彩絵の具を思い切り画面に擦りつけて樹木を描いていたら「あ […]

「ツァラトストラかく語りき」永劫回帰の箇所

先に解説書を読んで、永劫(永遠)回帰がどんなものかを予め把握した上で、本著である「ツァラトストラかく語りき」(ニーチェ著 竹山道雄訳 新潮社)の中から、永劫(永遠)回帰が述べられている箇所を見つけ出しました。詩的な表現か […]

ニーチェ流生きることへの肯定

「ツァラトストラかく語りき」(ニーチェ著 竹山道雄訳 新潮社)の平易な解説書は既に読んでいますが、注目したい箇所があるので引用します。「そもそも、なぜルサンチマンは『よくない』のでしょうか?ルサンチマンとは『無力感から生 […]

26年度最初のイベント

新しい職場での最初のイベントがありました。自分にしてみれば今までの立場とは違い、挨拶を述べる場面が多く、推敲を重ねた文面を坦々と読み上げていましたが、やはり気疲れを覚えました。しっかり出来て当たり前、失敗は許されない状況 […]

週末 母の入院と制作への集中

今朝、妹より連絡がありました。何度電話しても母が出ないという内容でした。妹夫妻に実家に行ってもらったら、ベッドから母が動けないでいるというものでした。すぐ救急車を手配するように頼み、私も駆けつけました。母の意識はありまし […]

週末 気分転換の必要性

転勤して初めての週末です。朝7時に工房に行き、成形した陶彫部品に水を打ってきました。今日は気分転換の必要性を感じました。夜寝ている間に汗をかき、職場の人事のことが頭から離れなかったのです。新しい職場にも油絵を描きながら仕 […]

新しい職場での出発会

私が今月から勤務している職場は、男女比率や年齢バランスのとれた大変居心地の良い職場であることがわかってきました。職員同士の仲も良いので、私の提案を職場の宴会幹事が快く受けてくれて、今日の勤務時間後に懇親会をもつことに急遽 […]

「ツァラトゥストラ 」解説書の読後感

「ツァラトゥストラ」(西研著 NHK出版)はとっくに読み終わっていました。購入して2日間で読んでしまいました。「ツァラトゥストラかく語りき」の平易な解説書ですが、読んでおいて本当に良かったと思っています。哲学者ニーチェが […]

11‘RECORD9月とLandscapeアップ

ホームページに作品を掲載しました。アップした2011年RECORD9月分は、毎日1点ずつ作っている葉書大の小さな平面作品のことで、今を遡る約2年前の作品です。この頃は三角形を土台にデザインを加え、建築のようでいて、また文 […]

4月 新しい職場へ…

4月になりました。横浜では桜が咲き誇り青空に映えています。私は新しい職場に異動になり、新鮮な気持ちで出勤しました。実は新しい職場のことが気にかかり、早朝5時には目が覚めていました。どんな人たちと出会うのだろうか、役職が変 […]