2013年 HPによる総括

2013年の大晦日を迎えました。今年はどんな1年間だったろうと振り返ってみると、自分にとって幸福と思える素敵な1年間だったと思っています。まず、自分を含めて家族が健康に過ごせたこと、周囲に大きな事故や事件がなく、公務員としての仕事や彫刻家としての創作に邁進できたことが挙げられます。仕事上の悩みや創作上の憤りはありましたが、それは活動的だったからこそ有り得た前向きな迷いと言えるものです。立体作品で言えば、夏に発表した「発掘~地殻~」は1月の大雪が降った日に、木彫がうまくいかず放り投げたい気持ちになっていたのでした。その日、胡弓と三味線を持って駅で立ち往生していた家内を歩いて迎えに行きました。その冬ざれた風景を見ているうちに心が吹っ切れて,再び木彫に向き合いました。その後は多少の紆余曲折はありましたが、春までに何とか「発掘~地殻~」はまとまったカタチになりました。その快調さに触発されたのか、突如新作のイメージが湧きました。現在格闘している「発掘~層塔~」です。「発掘~層塔~」も楽に完成させてくれない要素を持っています。大晦日の今日も悩みを抱えつつ6時間ほど作業して工房を後にしました。RECORDは今年も余裕はなく、日によっては何もイメージできない苦しい時がありました。今年の読書は後半に進むほど難解なものに挑み、現在はショーペンハウワーの哲学書を鞄に携帯しています。2年前に亡くなった叔父がカント哲学者だっただけに、漸く自分も哲学の楽しさを知ることが出来ました。今年は美術展だけはマメに行ったのではないかと思います。さて、最後にホームページのNOTE(ブログ)ですが、拙い自分の文章につきあっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。身勝手な芸術や学術等の自分流の解釈に反論をお持ちの方もきっといらっしゃることだろうと思います。懲りずにまた来年もよろしくお願いいたします。工房の窯の神にお供えをして今年の幕引きをします。来年が皆さんにとって良い年でありますように…。

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