Archives for the Month of 12月, 2013

2013年 HPによる総括

2013年の大晦日を迎えました。今年はどんな1年間だったろうと振り返ってみると、自分にとって幸福と思える素敵な1年間だったと思っています。まず、自分を含めて家族が健康に過ごせたこと、周囲に大きな事故や事件がなく、公務員と […]

師事と私淑について

自分が彫刻家として活動を始めるに至った経緯を振り返って見ると、数人の彫刻家の存在を忘れるわけにはいきません。大学に入って実際に指導を仰いだのが池田宗弘先生で、今も長野県の住居兼工房に伺っています。精神的にも技能的にも手を […]

11‘RECORD6月アップ

RECORDは文字通り記録する意味で、毎日作っている作品の総称を言います。RECORDの大きさはポストカード大で描画用にペン、色鉛筆、アクリルガッシュ、時にコラージュを使用しています。作品がまとまってくるとカメラマンが撮 […]

12/28~1/6休庁期間について

昨日が官庁御用納めの日でした。明けて1月6日が官庁御用始めになるので、今日から9日間は休庁期間になります。この期間だけはゆっくり休めるので、公務員で良かったと思います。9日間のうちに大晦日があり元旦があります。大晦日の夜 […]

「若林奮 仕事場の人 展」

10年前に逝去した彫刻家若林奮は、今も立体やドローイングで自分を魅了し続けています。先日行った多摩美術大学美術館での「若林奮 仕事場の人 展」は生涯の中で仕事場を移動する毎に制作内容が展開していった様子が伝わりました。ど […]

「保田龍門・保田春彦 往復書簡 1958-1965」

「保田龍門・保田春彦 往復書簡 1958-1965」(武蔵野美術大学出版局)が刊行されることを知って、早速申し込みをしたところ、本書が届きました。自分が大学生の頃、保田春彦先生が同大の教壇に立っていました。自分は池田宗弘 […]

クリスマスに思い出すこと

街がイルミネーションで煌びやかになる季節です。職場が横浜市西区にあり、その西区には横浜駅やみなとみらい地区があるため、この時期は大勢の観光客で賑わっています。職場を一歩出ると街は浮かれ気味で、仕事を終えて帰路を急ぐ身には […]

「意志と表象としての世界」第二巻を読み始める

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)第二巻は「意志としての世界」という表題がついています。「自分の身体は他の表象とはまったく別の、ぜんぜん種類の異なった仕方で意識されてくるのであ […]

三連休 最終日は美術館へ

ともかく寒い一日でした。午前中の工房もすっかり冷え込んでいて、3時間作業しただけで自宅に戻ってきました。あれもこれもと考えていたのですが、成形を1点やって、窯入れをして工房を後にしました。体調は良くなってきているので、こ […]

三連休 今日は制作三昧

三連休の中日です。朝から工房に行きました。最近はめっきり寒くなってきたので大型ストーブを点けています。水場もお湯が出るようにしています。大きなタタラを準備したり、土練りを土錬機を使って行ったり、乾燥した成形に仕上げをして […]

12月の三連休をどう過ごすか?

今日から三連休ですが、この連休は制作一辺倒とはいかず、初日である今日は職場関係の仕事が数時間入っていました。職場に出かける前と職場から帰った後に、工房での制作を充てていて、自分の体調を考慮しながら陶彫部品の彫り込み加飾を […]

体調不良の日々

最近は胃腸が重いと感じることがあって、近隣のスポーツ施設に行くことを控えていたり、夜の工房に行くこともしていません。自宅でゆっくり身体を休めていると体調が戻ってきます。原因は制作かなぁと思っています。ウィークディの公務は […]

「意志と表象としての世界」第一巻の読後感

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)第一巻を読み終えました。「根拠の原理に従う表象 すなわち経験と科学との客観」という副題がついていますが、これをまとめる能力は自分には到底なく、 […]

「発掘~増殖~」焼成終了

「発掘~増殖~」は床を這っていく有機的なカタチを陶彫で表現したモノで、どのくらいの大きさにするか決めかねていましたが、来年ギャラリーで発表する作品は、ギャラリーの広さを考えて、ある程度の大きさに限定しました。「発掘~増殖 […]

情と知について

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)の中の、理性と概念に関するものを、数日前のNOTE(ブログ)にアップしましたが、今回はまず「根拠の原理」に言及している箇所を引用します。「時間 […]

彫刻家の師匠からの便り

別にお歳暮の季節に拘っているわけではありませんが、雪深い信州の山奥に住む彫刻家の師匠に、毎年この時期に辛口の日本酒一升を贈っています。師匠は制作の合間に日本酒で身体を温めているようで、先日感謝の電話がありました。便りを書 […]

週末 「発掘~層塔~」窯入れ開始

円錐状になる大きな彫刻作品で、陶彫部品の数が最大数になる「発掘~層塔~」の窯入れが今日から始まりました。今日は朝から工房に篭って、成形を3点行い、午後は既に乾燥が充分出来ている数点の陶彫部品にヤスリをかけ、化粧土を施して […]

週末 制作集中&黄金町ライブへ

今日は朝から工房に篭って制作に集中しました。遅れ気味の制作サイクルを端折って土練からタタラ成形までを一気にやったせいか、冬なのに額から汗が流れました。作品は精神の産物だとつくづく思うこの頃ですが、今日の午後4時までは周囲 […]

終焉までの道のり

現在哲学書を読み耽っているので、こんなことをテーマにしたわけではありませんが、どんなに贖ってもどんなに嫌がっても人には必ず死が訪れます。死を終焉として意識するのは動物の中で唯一理性をもつ人間だけです。そのせいで人は儚い運 […]

「K・ツィメルマン ピアノリサイタル」

胡弓奏者である家内は、時に秀逸で豊潤な音楽を聴きたくなるらしく、「クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル」のチケットを予約していたのでした。私は勤務が終わってから、家内と待ち合わせをして、会場である横浜みなとみらい […]

理性と概念について

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)を読んでいると思わず惹きこまれる箇所があります。本書の大きな単元をまとめ上げることは私には到底無理で、気に留まった箇所を抜きだしてまとめていき […]

12月RECORDは「環」

2013年の最後を飾るRECORDのテーマを「環」にしました。「環」とは数学的な定義や天文学的な定義があって、コトバそのものを調べると分野外の人間にとっては難解極まるコトバです。RECORDとしては造形的に簡単に考えるこ […]

「世界はわたしの表象である」とは何か?

「過去というも、未来というも[その内容が継続することは別として]、なにかある夢のようにまことにはかないものなのであるが、しかし現在というのは、この過去と未来の二つの間にあって、広がりも持続ももたない境界線であるにすぎない […]

週末 体調回復して制作三昧

昨日は体調不良で思うように制作ができなかったのですが、今日はすっかり体調が回復して朝から工房で制作三昧でした。とは言っても遅れた分の制作工程は挽回できず、これは今月末の休庁期間で取り戻そうと考えています。今日の夕方工房で […]

週末 体調不良のため午後散策

このところ数日間、体調が芳しくありません。職場では元気に働いていますが、夜になるとぐったりとして動けなくなるのです。夜の工房も今週は行っていません。RECORDも遅れがちです。今日は朝から工房に出かけ、制作サイクルのノル […]

知られざる画家カイユボット

先日、東京駅近隣にあるブリヂストン美術館で、印象派の画家カイユボットの展覧会を開催していたので見てきました。カイユボットは自分にとって未知の画家でした。テレビ等の情報で知りましたが、バランスの取れた構成と巧みな表現があっ […]

「意志と表象としての世界」を読み始める

「デカンショ デカンショで半年暮らす あとの半年ゃ寝て暮らす」という旧制高校の流行り歌があります。これはデ=デカルト、カン=カント、ショ=ショーペンハウワーのことだそうで、いよいよ自分も本格的な哲学書に着手することにしま […]

新しいGallery&RecordをHPにアップ

自分のホームページは24時間中、自作を発信する場です。所謂ウェヴギャラリーで、デジタル化した作品をアップしています。内容はElements(作品を形成する要素)、Gallery(画廊の意味でここでは作品個々の紹介)、Re […]

「シュタイナーの思想と生涯」読後感

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読み終えました。霊学や人智学は自分にとって未知の学問なので、オカルト系の胡散臭さを感じてしまっては、学問そのものに対して誤解を招く恐れがあると感じま […]

鎌倉の「加納光於展」

画家加納光於は80歳になる現役で、最近制作した作品が個展会場である神奈川県立近代美術館鎌倉館に展示されていました。自分が加納光於という画家を知ったのは学生時代の頃で、その頃大きな版画コンクールで加納光於は賞を重ねていまし […]

週末 師走を迎えて

今日から12月です。師走というコトバ通り多忙を極める1ヶ月になるでしょう。毎年12月は矢の如く過ぎていく印象があります。今月は何をすべきか、よく考えていきたいと思います。差し詰め「発掘~増殖~」の焼成をやり遂げて、これを […]