Archives for the Month of 11月, 2013

週末 11月の最終日

今週末は制作三昧です。制作&焼成サイクルの中で自分で決めたノルマを達成しようと必死なのです。焼成は「発掘~増殖~」の部品がだいぶ出来上がってきて、いい感じになっています。ウィークディに2回の窯入れと窯出しをやっています。 […]

横浜の「横山大観展」雑感

「西の栖鳳 東の大観」と称された日本画2大巨匠のうちの一人、横山大観の展覧会の終了期限が迫っていたので大急ぎで横浜美術館に行ってきました。このNOTE(ブログ)を書いている今日は美術館では次の「下村観山展」の準備に入って […]

素材を感じさせない表現へ向けて

胡弓奏者である家内が、演奏していく上で楽器の音を感じさせるようでは駄目だとよく言っています。楽譜を辿っているようでは、まだ演奏の域ではないということです。演奏家の曲想があって、さらにその音環境から情景や物語が創出されてい […]

自分だけの知的財産

自分は学生時代からの書籍が捨てられずに書棚に残しています。古いものは黄ばんで埃を被っています。部屋の周囲を取り囲んでいる書棚は、もう書籍で埋め尽くされている状態で、床にも積んであり、足の踏み場がなくなってきました。各展覧 […]

アカシャ記録とは何か

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読んでいて、自分の無知のせいで、何とも信じ難い論理に困惑を覚えます。霊界が存在する、物質界とは別の世界がある、こんな荒唐無稽な記述に初めは面喰いまし […]

ターナーの豊潤な空気感

先日、東京都美術館で開催されている「ターナー展」に行ってきました。家内は学生時代からターナーのファンで、帆船を描いた絵画を大学に提出する課題に応用していたようです。家内は大学で空間演出デザインを学んでいて、舞台美術を考え […]

週末 制作に奮闘 遅れ取り戻せず

昨日は気分転換を図って美術館に出かけたため、制作サイクルが一日遅れました。今日は朝から制作に奮闘しましたが、遅れを取り戻すことは出来ませんでした。焼成サイクルは確実に先に進める方法を取りました。今日の夕方に窯入れし、水曜 […]

週末 気分転換を図る日

昼間の公務と週末の制作・焼成サイクル、夜毎のRECORD制作とNOTE(ブログ)のアップ、これらの活動を完全に止めることはできませんが、このところ気分転換がしたいと思っていました。思い切ったことは出来ませんが、美術展鑑賞 […]

霊学と人智学について

霊学も人智学も聞きなれない学問なので、現在読んでいる「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)の中に、この学問に関連した箇所を見つけ出し引用することにしました。まず、シュタイナーの自伝から霊視 […]

「石田徹也 創作ノート 夢のしるし」

ちょいと前になりますが、栃木県の足利美術館に表記の展覧会を見に行きました。創作ノートを掲載した図録を購入してきて、今も折に触れて眺めています。石田徹也は夭折の画家でしたが、どうも腑に落ちないのが31歳の若さで命を落とすこ […]

「シュタイナーの思想と生涯」読み始める

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読み始めました。私がルドルフ・シュタイナーを知ったのは学生時代で、最初は曲線を多用した独特な建築ゲーテアヌム(正確には第2ゲーテアヌムでシュタイナー […]

「悲劇の誕生」読後感

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)を全て読んだところで、ニーチェとはどんな人物だったのか、ニーチェにとって哲学とは何だったのかと知りたいと思うようになりました。「悲劇の誕生」は体系的な学問と言うより、むし […]

11‘RECORD4月アップ

RECORDはポストカード大の平面作品を一日1点ずつ作っていく文字通りRECORD(記録)の総称です。オリジナル作品の展示発表は、2008年に旧横浜市教育文化センター1階の市民ギャラリーにおいて、1年間分を12枚のパネル […]

週末 制作&焼成サイクル始動

今日は制作三昧の一日でした。昨日の制作サイクルの遅れがあって、何とか挽回しようと頑張りました。今年初めての窯入れを先週行い、上手く焼成できていたので安心しました。それならば今までの制作サイクルに焼成サイクルを合致させて、 […]

週末は結婚式参列

今日は職場の若い男性が結婚式を挙げ、職場を代表して数人で挙式に参列しました。川崎駅前のモダンなイタリア料理店で披露宴があり、楽しいひと時を堪能しました。人と人の縁は偶然もあって不思議なものだと感じました。職場には若い世代 […]

悲劇の誕生から死、そして再生

「悲劇の誕生から死、そして再生」という表題を掲げましたが、現在読んでいる「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)にこんな文章があります。「ギリシャ悲劇の発生史は、ギリシャ人の悲劇的芸術作品が実際に音楽の精髄から […]

鑑賞についての覚書

洋の東西を問わず優れた芸術品を集めた展覧会は、マスコミの情報もあって大変な人気となり、入場制限がかけられる時があります。20代から美術に関わっている者としては嬉しい限りです。鑑賞されている方々から漏れた言葉を聞いていると […]

ギリシャ悲劇の起源

「ギリシャ悲劇の起源という問題は、まことに迷路と呼ばざるをえないほど複雑怪奇をきわめている。」「悲劇が悲劇の合唱団から発生したものであること、もともと悲劇は合唱団にすぎなかった~略~」「ギリシャ人はこの合唱団のために、架 […]

アポロン的夢幻とディオニュソス的陶酔

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)の巻頭で古代ギリシャから借用し、芸術の発展を分析するにあたって、ニーチェはアポロン的夢幻とディオニュソス的陶酔という2分化を提唱しています。文中の言葉を引用すれば、アポロ […]

11月RECORDは「脚」

一日1点ずつ作品を作っていくRECORDは、文字通りRECORD「記録」していくものですが、葉書大の小さな平面作品とは言え、時間的な面でも気持ちの面でも制作に対し厳しい時が結構あります。それでも曲りなりに苦慮して続けてき […]

週末 窯入れ開始

今日は日曜日なのに職場関係の公式な出張がありました。午後の出張であったため、午前中は工房に行って制作を行いました。午前中は成形を主に行い、午後の出張から帰った夕方に、乾燥した陶彫部品にヤスリをかけて細部を整理し、化粧掛け […]

週末 仕上げの時間の確保

今日は朝から夕方まで工房に篭って制作していました。土練、タタラ、成形、彫り込み加飾を繰り返す制作サイクルの中で、いつから仕上げ工程である化粧掛けや窯入れに入るかを考えながら制作を進めていました。問題は時間の確保です。乾燥 […]

「悲劇の誕生」を読み始める

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)を読み始めました。哲学者フリードリッヒ・ニーチェは1844年にライプティヒ近郊の村に生まれました。当時はドイツという国ではなくプロイセン王国でした。大学で古典文献学を修め […]

「ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命」読後感

「ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命」(水戸芸術館現代美術センター編 フィルムアート社)を読み終えました。ヨーゼフ・ボイス関連の3冊の書籍を読んで、自分も一応ボイスの目指していた「社会彫刻」や「拡張された芸術概念」等につい […]

新しいLandscape&RecordをHPにアップ

このNOTE(ブログ)を含むホームページは、自分にとって造形作品を発信する上で重要なアイテムです。24時間ウェブギャラリーを公開しているので、端末機があればどこでもいつでも見ることが出来ます。ホームページでは野外に立体作 […]

ボイスとウォーホル

アンディ・ウォーホルは米国が生んだポップアートのスターで、量産という概念をアートに持ち込んだ芸術家です。「ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命」(水戸芸術館現代美術センター編 フィルムアート社)を読んでいて、ボイスとウォーホ […]

三連休 細切れの制作時間

三連休最終日です。この三連休は職場の親睦旅行があったり、美大の芸祭に出かけたりして制作時間がまとまって取れませんでした。今日も細切れの制作時間になりましたが、思いのほか制作は進みました。思えば二束の草鞋生活は、長い制作時 […]

芸祭訪問&制作の一日

知り合いにウィークディは国家公務員として衆議院会館に勤めていて、美大の夜間部に通う子がいます。彼女は高校卒業と共に大変な競争率を勝ち抜いて国家公務員になりました。夢を諦められなかった彼女は、理解ある上司の元で勤務の振り替 […]

箱根彫刻の森での「洪易」展

昨日の勤務時間終了時間から、職場全体で親睦を兼ねた一泊旅行をしてきました。箱根湯本で泊まり、今日は彫刻の森美術館で散策を楽しみました。ちょうど台湾の造形作家「洪易(ホンイ)」の個展を開催中で、自分は機会があれば見に来るつ […]

11月から焼成開始

11月になりました。少し前から自分はネクタイを着用して出勤しています。画家石田徹也の世界からすれば、自分もネクタイをした窮屈そうなサラリーマンよろしく毎朝決まった勤務に縛られている日常を生きています。それでも実際の職場で […]