長野旅行1日目

今週は長崎旅行に次いで、長野県に出かけました。夏季休暇2日間をここで使い、今夏の休暇は全て終了です。朝から自家用車で中央高速、長野道を通って東筑摩郡の麻績へ向かいました。ここに師匠の池田宗弘先生が住んでいて、先生の住居兼工房エルミタを訪ねていくのが毎年恒例になっているのです。エルミタの住居エリアにキリスト教会の祭壇を先生自ら作られていますが、数年かけてもまだ完成していません。長崎市内の教会から依頼されている十五聖人像の制作が切迫していて、エルミタの祭壇に手が回らないといった状況でした。長崎市には既に舟越保武制作による日本二十六聖人像がありますが、彼の地で殉教したキリシタンは二十六聖人だけではなく、池田先生が制作している十五聖人像も再来年には山中教会に設置されるそうです。二十六聖人像はレリーフですが、十五聖人像は立体群像です。聖人一人ひとりの衣服や身につけている装飾品、表情まで研究して細かな作り込みをしていました。今のところ9体が完成していると言っていましたが、設置までの日程を考えると厳しいなぁと思いました。この師匠にしてこの弟子と考えるべきか、制作工程に追われているのは自分だけではないと実感しました。聖人像は全てブロンズ鋳造によるものですが、先生の面目躍如たる真鍮直付けの作品も同時に制作していて、これは依頼の仕事とは別にやっているそうです。70代半ばを迎えた先生のバイタリティを見習うべきと考えました。夕方エルミタを後にして、長野駅に向かい、駅前のホテルに泊まることにしました。例年日帰りでエルミタに行っていますが、道中が長くてつらいので今年はホテルを取りました。

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