絵画的ニュアンスについて

自分の立体作品は木材を塗装したり、部分的に炭化させることがあります。陶彫は焼き締めるので塗装はしていませんが、陶土を混合し、多少のニュアンスが出ることを制作意図にしているので、木材で行っている素材変容と同じと言えます。木材の塗装はニーヴェルスンのように形体を明確にするため黒く塗装するのとは異なり、むしろ絵画的なニュアンスを重んじています。陶彫とのコラボレーションを考えて色彩計画を練るので、変化に富んだ塗装になります。絵画的と言っても絵筆は使わず、アクションペインティング風の絵の具を撒き散らす方法を取っています。塑造したり彫ったりする彫刻的作業はもとより自分は絵画的なニュアンスを盛り込んだ作業も好きなのです。そろそろ「発掘~地殻~」の木彫仕上げ彫りが終わり、油絵の具による塗装作業の計画を練っているので、今日はこんなことを書きました。

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