イサム・ノグチ再々考
2013年 3月 7日 木曜日
アメリカを代表する彫刻家イサム・ノグチは何度もNOTE(ブログ)で取り上げている自分の大好きな作家の一人です。香川県牟礼にあるイサム・ノグチ庭園美術館を訪れたのは何年前か忘れましたが、その印象は強烈に残っていて、自分の工房が持てた時にイサム・ノグチ庭園美術館の環境に少しでも近づきたいと思ったのでした。亡父の残してくれた植木畑を、彫刻が置かれる空間に変えて、大きな陶彫を設置したい意志は今もあります。自分が野外工房を作ったのもそのためです。自分の考えの基盤にイサム・ノグチありという訳です。イサム・ノグチに関する著作は英文以外は全て読んでいます。英文による原著も自宅の書棚にありますが、これはなかなか読む機会がありません。現在読んでいる「彫刻家との対話」(酒井忠康著 未知谷)にイサム・ノグチに関する論文があります。もともと自分は文献を読み漁っていたので、論文は全て旧知のこととして理解の範疇にあります。本書がイサム・ノグチの世界を再々考する機会を与えてくれたことに感謝です。
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Tags: 工房, 彫刻, 書籍, 陶彫
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