クリスマスに思いを馳せる

25日になるとクリスマスの話題を何年もNOTE(ブログ)に書いています。アーカイブを見ると、やはりルーマニアで過ごしたクリスマスが印象深くて何度も取り上げています。当時自分はオーストリアに住んでいたにも関わらず、その牧歌的なルーマニアのクリスマスが忘れられないのです。ルーマニアのマラムレシュ県にある小さな村ポエーニで村人たちと過ごした一夜は、自分の脳裏にすり込まれた異教の輝きです。ルーマニアはカソリックでもプロテスタントでもないオーソドックスと言われる東方系キリスト教が主流の国です。ロシアやギリシャと並んでルーマニア正教も、礼拝時の人々の合唱が素晴らしいハーモニーを生み出し、背筋がゾクゾクするほど感動した記憶があります。当時ルーマニアは社会主義国家でしたが、今はどうなっているのでしょうか。ポエーニ村のクリスマスは昔ながらの行事として継続しているのでしょうか。この時季になると思い出す珠玉の場面なのです。

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