三連休 自分の力量を思い知る
2012年 11月 25日 日曜日
この三連休は陶彫制作にどっぷり浸かった時間を過ごしました。昨晩出かけた高架下ライブ以外は、全て陶彫制作ばかり。手が荒れ放題でガサガサになりました。今日の成形は失敗と隣り合わせで、途中でカタチを大きく変更して何とか作り上げました。三連休を通じて陶彫ばかりやっていると、すんなりと出来上がってくれない成形もあります。調子よくやって余裕綽綽でいると、しっぺ返しがあるのが陶彫で、天国から瞬時に地獄へ落ちる時があるのです。工房内は寒々しているのに、地獄を見ると額に汗が滲みます。やはり創作は精神の産物だなぁと思える瞬間です。陶土が思うように立ち上がらずイライラして焦りだすと、あれもこれも駄目になっていくのが不思議なところです。どこで仕切り直すか判断に迷うところですが、今日は若いスタッフが3人も工房に来ていたので、夕方彼らを車で送り届けることで、頭をクールダウンさせて、もう一度失敗しかかった作業に挑みました。結果、カタチの変更はあったものの何とかなったような気がしています。モノによっては完全に潰してしまう時もありますが、粘り強くやっていくと意外なカタチが現れて、自分の世界観が広がったり、より高い技術が身についたりするのです。ともかくこの三連休の制作は疲れました。まだまだ満足するには程遠い状態ですが、力量的には限界かなぁと振り返っています。それにしても自分の拙さが浮かび上がって、全てを放り出してしまいたくなります。内容も技術も薄い紙を重ねるように上達することはわかっていても、もうちょっと何とかならないものか自問自答しています。
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Tags: カタチ, 創作, 工房, 陶土, 陶彫
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