父の七回忌

ついこの間、父が亡くなったと思ったら、もう七回忌かぁと月日の経つ早さを感じます。明治の頃は小作人だった先代が僅かな土地に農作物を作っていた時代があり、農業と兼業しながら大工の棟梁として仕事をしていた祖父、その後を継いだ父は農作物をやめて土地のすべてを植木畑に替えました。造園業としては小さな個人営業でしたが、それでも父は数人の職人を使っていました。私も中学生の頃から「相原園」を手伝い、当時は嫌々ながらも造園のノウハウを覚えさせられました。父の代で大半の土地を手放し、自宅の周辺に植木畑が残りました。さらに父が亡くなってから植木畑に私が工房を建てています。もともとは大地主でもなく、多少の土地を手に入れてやってきた相原の家ですが、私が生活の糧にもならない彫刻ができるのは父を初めとする先代のおかげと思っています。父の七回忌にそんなことが頭を過りました。

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