週末 「陶紋」の再窯入れ

今日も制作三昧の一日でした。「混在」の表層部分の彫り込みと同時に、前に作った「陶紋」の仕上げ、化粧掛けと窯入れを行いました。今度の個展の図録に昨年から発表を始めた「陶紋」の新作を入れる予定で、撮影をお願いしているカメラマンに「陶紋」の撮影に関する要望を言っていました。それは砂丘に「陶紋」が点在している情景を作りたいということで、我ながらやっかいな要望だったなぁと今更ながら思っています。実は前にNOTE(ブログ)に書いた記憶がありますが、「陶紋」の新作は焼成時に割れて再度作り直しているのです。撮影の条件があるため「陶紋」を早めに預かりたいとカメラマンから連絡があったので、成形したままの「陶紋」数点を慌てて仕上げて窯に入れました。今度こそ割れないように願うばかりです。このところ木彫ばかりやっていたので、今日は久しぶりに陶彫に触れました。陶彫はやはり面白いと再確認しました。それは窯に入れる最後の工程があるからです。自分の手を離れたところで作品に最後の息吹を注入する行為は、神のみぞ知る神聖な儀式です。そこで炎をくぐりぬけて石化していくのです。作品が別のモノに生まれ変わるので成功すれば楽しい限りです。3日後に窯を開けますが、今度はどうなるのか、割れた原因を突き止めて今度は手立てをしたつもりですが、窯を開けてみないとこればかりはわかりません。

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