週末 「混在」の表層彫り込み

今日は朝から夕方まで工房で制作三昧でした。朝は相変わらずの寒さでしたが、昼ごろから暖かくなり、久しぶりにストーブを消して窓を開けました。彫り込みは順調に進みましたが、時間がかかるので一体いつ彫り込みが終わるのか見当がつきません。彫り込みをやっている時に次のイメージが湧いてきました。この彫り込みを厚板ではなく木材そのものでやってみようと思ったのです。集成材を使えば、かなり厚みも増すことが出来るし、そこにさまざまな曲面を彫ることも可能になります。陶彫部品を集成材に埋め込んで、木材の表面に陶彫が出現したイメージです。現在の厚板に矩形の彫り込みを入れるより、さらに時間がかかるのは承知です。現在進行中の作品のように屏風にするのか、また丸彫りをして完全な立体にするのか、まだイメージは煮詰めていませんが、現在の作品の先にある発展的な作品であることは間違いありません。「混在」は以前作った「住居」や「棟」の発展形ですが、今日イメージした次なる作品は雛形を作ったほうがいいかもしれません。今まで試したことがないからです。ともかく今日はあれこれ考えながら、夕方遅くまで作業をしていました。来週末は用事が入って制作三昧とはいきませんが、出来るだけ時間を見つけて「混在」を先に進めようと思います。

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