Archives for the Month of 7月, 2011

週末 加飾に明け暮れる

昨日成形したドーム型陶彫部品に今日は朝から加飾を行いました。彫り込みを入れたり、穴を空けたりする作業をやっていると、これが作品化する上で一番面白みがある作業ではないかと思えます。生乾きの陶土の上に針でカタチを描き、鉄ベラ […]

週末 ドーム型陶彫部品

朝から工房に籠もって制作三昧の一日です。夕方に休日勤務が控えていたものの制作は心地よく進みました。新作はボックスアートになる予定で、箱の中に様々なカタチを封じ込めています。先日まで擂り鉢型のカタチを成形していました。これ […]

11‘恩師からの手紙

もう80歳になろうかという恩師が毎年銀座まで個展を見に来てくれます。文筆家の笠原実先生で、横浜ゆかりの文学に関する著作も出しています。自分は仕事の関係でずっとギャラリーにいられないため、毎回手紙による批評を頂いています。 […]

「濱田庄司スタイル」展

先日、自分の個展の最終日にギャラリーが開く時間より少々早く汐留に行き、表題の展覧会を見てきました。陶芸家濱田庄司は馴染みのある作家です。毎年栃木県益子の陶器市を訪れているので、そこに居を構えた巨匠の姿は、大変身近かで親し […]

人間ドックの一日

このNOTE(ブログ)は日記としての役割も担っていて、ホームページで公開しているにも関わらず、創作活動だけではなく個人的なことも書いています。毎年、公務員共済組合から定期健康診断のお知らせがきますが、今年は夫婦で人間ドッ […]

青木繁 夭逝の天才画家

先日、東京ブリジストン美術館で開催中の「青木繁展」に行きました。青木繁は我が国の近代美術史に「海の幸」や「わだつみのいろこの宮」によって名を残した夭逝の画家です。28歳の若さで急逝した青木は、没後友人たちの力によって画業 […]

「空海と密教美術展」感想

表題の展覧会に開催2日目の平日に行きましたが、既に混雑していて仏教美術に対する人々の関心の高さがわかりました。ひと昔前であれば、日本は西洋美術一辺倒で、東洋美術が省みられる機会は少なかったように思います。こうして私も含め […]

週末 新作の制作再開

昨日までの個展の疲れを残したまま、今日は朝から工房にいました。個展の余韻に浸りたいところですが、ここでホッと一息ついてしまうと次に繋がらないのです。ひとつ終わって、またひとつ始めるという考え方はしないようにしています。ひ […]

11‘個展の最終日

今年の個展が最終日を迎えました。始まれば、あっという間に終わる個展。このために1年間手間暇かけてやってきたのですが、もう終わりかぁという一抹の寂しさを感じます。今日一日を追えば、朝10時に新橋駅で降りました。ギャラリーせ […]

午後、八重洲&銀座へ

今日は職場での仕事は午前中で切り上げて、午後は年休を取って東京銀座のギャラリーせいほうに向かいました。途中、東京駅八重洲方面に降り立ち、現在ブリジストン美術館で開催中の「青木繁」展を見てきました。28歳で夭折した明治時代 […]

午後、上野&銀座へ

午前中は管理職研修で出張し、午後は年休を取って東京に向かいました。職場には行かない一日でしたが、午前中は管理職仲間と会い、午後はギャラリーせいほうに職場の人が訪ねてきてくれたので、職場の様子はよくわかりました。ギャラリー […]

内向きな制作・外向きな発表

創作は工房に籠もって一人でやっています。若い世代が工房に出入りしていても創作活動は常に一人です。共同制作はやったことがないし、もちろん今まで組織を作ることは皆無でした。公務員としての自分と、彫刻家としての自分はまるで別人 […]

09‘RECORD10月アップ

RECORDは一日1点ずつ制作をしている葉書大の平面作品です。たとえどんなに疲れていようと多忙だろうと一日1点。その日の調子の良し悪しはあっても一日1点。日によっては余裕な時があり、また厳しい時もあります。画面は小さいな […]

11‘個展オープニング

今日から東京銀座のギャラリーせいほうで個展を開催します。ギャラリーせいほうでの個展は6回目。毎年オープニングパーティに来てくれるメンバーが変わっています。今日はともかく若い世代ばかりが10数人集まりました。メンバーに学生 […]

モデル・デッサン

目の前にモデルを置いてデッサンするのは何年ぶりだろうと考えました。人体塑像を作っている時から、かれこれ20年以上は経っています。滞欧中に同地の美術学校で裸婦デッサンをやって以来かもしれません。今日は相原工房始まって以来、 […]

11’個展搬入の日

朝9時に懇意にしている運送業者2名が相原工房に個展出品作品を取りに来ました。工房に出入りしている若いスタッフ2名と家内と私とで作品を乗せたトラックを追いかけ、10時半には銀座8丁目に到着。業者を加えた6名で梱包を解き、ギ […]

三連休 夢舞台

明日から三連休になります。計画は前から決まっていて、創作活動で言えば夢のような三連休になる予定です。初日はギャラリーせいほうでの個展準備。つまり搬入と展示です。果たして「構築~解放~」をどのように見せるか、その場で考えて […]

「The Klee Universe」

パウル・クレーの作品集を折に触れて眺めています。「The Klee Universe」という厚めの洋書です。グロテスクで幻想的なエッチングがあったり、クレーらしい記号化された世界が多く掲載されていて飽きることなく見ていま […]

今夏の自主研究

何か小・中学校で出される夏休みの自由課題のような表題ですが、毎年夏になると知識欲が湧いて学生のように勉強したくなるのです。学校教育で身についた癖なのか、夏休みは何かをやらねばならないと思い込んでいる自分がいます。何年か前 […]

ウィークディの工房

今日は仕事帰りに工房に立ち寄りました。滅多にないことですが、大きな陶彫ピラミッド4点の梱包が終わっていないため、工房で仕事をすることにしたのです。ついでにRECORDの彩色もやりました。夕暮れ迫る工房でしたが、暑さは相変 […]

夏空の彼方へ…

週末の汗水流す作業で疲れが残っている週明けです。どうも気分が前向きになりません。あと5日も経てば個展の搬入があるのに、慣れたせいもあるのかもしれませんがワクワク感はありません。梅雨が明けた空は真っ青な夏空です。午後、出張 […]

週末 木枠の製作

今月の個展に出品する「構築~楼閣~」の陶彫部品に、高さ70cmの四角錘(ピラミッド)が4点あります。今まで自分が作った陶彫作品の中で一番大きなものです。搬入用木箱には入らず、直方体の木枠を組んで、その中に収めて搬入しよう […]

週末 搬入用木箱の製作

来週に迫った個展のために今日と明日は制作より製作を優先することにしました。制作というのは創作活動の場合を指し、製作というのは作業全般のことを指します。今日は搬入のために木箱をいくつかを作りました。陶彫部品はそれぞれ木箱に […]

「シュルレアリスム宣言」以前

現在、通勤電車の中で読んでいる「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・ベアール著 思潮社)は、時代背景やら現代文芸史の知識が乏しいとなかなか先に進めず、長い間鞄の中に携帯している状態です。ちょうど20歳代前半のブルトンが、周辺 […]

じゃれ猫トラ吉

久しぶりに飼い猫の話題です。我が家にいるトラ吉は、亡父の植木畑に捨てられていた野良猫でした。昨年、手に平に乗るほどの子猫だったトラ吉は、本当に大きくなって抱きあげるとずっしりと重い猫になりました。ほとんど自宅にいない自分 […]

RECORDの到達点

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けて4年…。2007年2月からRECORDを始めています。ざっと見積もって現在まで1640点を超える作品が手許に残っています。具象から非具象、抽象、自動記述まで試み、彫刻や環境 […]

RECORD7月のテーマ

今月のRECORDは、長く伸びた長方形を5つ並べた画面を作り、長方形ひとつひとつに造形を加えています。縦に長く伸びる形態は、自分が大好きなもののひとつで、かつて作った「構築~起源~」という木彫作品では、柱が100本以上も […]

11‘個展案内状の発送

今年の個展の案内状は、ギャラリーせいほうに1500枚届けて、自宅には500枚を残しました。自宅の分は自分の知人友人に送る案内状です。パソコンに入っている名簿から約270人分の印刷を行い、そのうち210人分発送しました。残 […]

週末 暑さから一時避難

今日も工房で終日制作になりました。新作の一部になる円形劇場のイメージを陶彫で作っているのです。成形、レリーフにするための削り等々、汗の滴る中で作業をしています。昼は暑さからの一時避難として近隣にあるレストランで食事をとり […]

週末 夏に向かう対策

朝から工房で制作三昧の一日でした。それにしても蒸し暑い一日で、成形している陶土の上に汗が滴り落ちました。今日はアーティストの卵が2人来ていて、それぞれの制作に励んでいましたが、気分が悪くなったら近くのファミリーレストラン […]

7月 猛暑の予感

7月になりました。このところ暑い日が続いています。今年の夏はどんな夏になるのでしょうか。猛暑の予感がしますが、節電のことが気にかかり、爽やかなイメージを持てません。今年も7月に銀座のギャラリーせいほうで個展を開催します。 […]