野外への憧れ

数日前のNOTEに「野外撮影の醍醐味」という一文をアップしました。図録撮影日に今回は野外工房での撮影を選んだのですが、その時の印象が強く太陽による陰影が作品に彩りを添えて、これも作品全体の表現として計算に入れる契機になりました。大地から上に向かって構成する作品(構築シリーズ)と大地に凹みを作って閉ざされた空間を提示する作品(発掘シリーズ)は、当然野外に発表ステージを移すことは充分ありうると思います。むしろ今までどうして野外を考えなかったのか不思議なくらいです。2年前、新潟県の越後妻有トリエンナーレを見に出かけた時に、棚田や草原に作品が点在されている様子を眺め、自分だったらこうしたいああしたいと考えを巡らせたことがありました。野外に進出する作品を念頭に入れて今後は制作に励みたいと思っています。

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