Archives for the Month of 5月, 2011

5月を振り返って…

今日で5月が終わります。ゴールデンウィークがあって笠間・益子に出かけたり、また図録撮影があったり、来年の個展に向けて新作をスタートさせたりして結構盛りだくさんの1ヶ月でした。振り返ってみると、今月はいい面も悪い面もありま […]

野外への憧れ

数日前のNOTEに「野外撮影の醍醐味」という一文をアップしました。図録撮影日に今回は野外工房での撮影を選んだのですが、その時の印象が強く太陽による陰影が作品に彩りを添えて、これも作品全体の表現として計算に入れる契機になり […]

週末 低気圧のせい?

今日も制作三昧といきたいところでしたが、何故か疲れが出て作業が今一歩捗らず、新作の部分制作を中断して、しばらく進行具合を眺めてしまいました。じっと見て考えることも必要と思い、今日は手を休めていました。工房に来ていた若い世 […]

週末 工房の風景より

今日は制作三昧の一日でした。横浜が梅雨入りして朝から雨が降っていました。工房の周囲は亡父の残した植木畑なので、この時季はさまざまな花が咲き誇っています。ひときわアジサイが美しくこの時季らしい風物です。立ち木の下に雑草がか […]

NOTE(ブログ)投稿1800通

ホームページをアップしてから、ほとんど毎日書いているNOTE。よく話題が尽きないねと人から言われたこともありましたが、昼間は公務員として仕事をしている自分が、彫刻家になれるひと時と思ってNOTEを書いているので、話題には […]

受容と発表

美術館に行って美術作品をいくら鑑賞しても、自己表現に結びつきません。批評はできても創作はできないのです。どんなに自分の感性を刺激するものがそこにあったとしても、それを自己表現に置き換えることは困難です。現在自己表現を行っ […]

野外撮影の醍醐味

図録の打ち合わせにカメラマンが自宅に来ました。自分は公務員なので打ち合わせ時間は常に夜になってしまいます。図録の細かなところを打ち合わせをして今年の見せ場を作りました。今年は何と言っても野外で「構築~解放~」を撮影したこ […]

仕事帰りに工房へ…

図録の細かなところをチェックするために、仕事を早めに終えて工房へ…と朝から考えていましたが、今日も仕事がなかなか終わらず、結局午後9時を回ってから工房に行きました。夜の工房は物音ひとつせず、明かりに照らされた作品が浮き彫 […]

図録校正刷が届いた日

今日は土曜出勤の代休でしたが、管理職出張があったため午後から出勤しました。午前中は工房に行って、わずかな時間を惜しんで新作屏風の制作に励みました。日頃の疲労があって作業に多少遅れが出ましたが、それでも週末のノルマを果たし […]

週末 悠々制作日

昨日が出勤日だったので、今日は待ちに待った制作三昧の一日でした。美大生たちもやってきて、工房では密度の濃い時間が流れました。今日は新作屏風の板材を加工する作業をしました。新作屏風では「断層」のイメージが付き纏っていて、イ […]

週末 通常出勤日

1年間のうちに何回かは休日出勤があります。施設を他団体が使用する理由で自分だけが出勤する時もありますが、今日は職場全体での出勤日になりました。勤務時間も通常通り。月曜日は代休ですが、自分は出張があって月曜日も出勤になりま […]

美的価値の転換

今まで稚拙と思われた表現が説得力のある評論により、ある日突如として生命力の溢れる豊かな表現と認識されることは、現在までの美術史を見ると起こりうる事件です。幾世紀にも亘って民衆に支持されてきた美的価値が転換期を迎える時は、 […]

実材としての土

20世紀の近代美術が写実から心象へ、その表現が求めるモノが変化していったのは近現代美術史を紐解けばよくわかります。モンドリアンの抽象絵画も写実を純化した結果見いだされた表現です。自分は学生時代は大学のカリキュラムに従い具 […]

満月に誘われて

帰宅途中に夜空を見上げたら、見事な満月が出ていました。昼間の慌しい日常をふと忘れさせてくれる大自然の演出です。夜空にポッカリ浮かんだ月は周囲をたちまち幻想世界に導きます。肌寒さが残る空気が立ち込めて、春の宵は郷愁を誘いま […]

心と労働の蓄積

抽象形態をベースにした今年のRECORD。今月は小さな正方形が並ぶ画面に造形を加えています。当初は単調な画面にモチベーションが保てず結構苦しむのではないかと思いましたが、不思議なことに飽きることなく展開し続けています。要 […]

疲労と意欲の混在

「疲れているように見える」と家内に言われ、このところ体調を気にしています。公務員の仕事の影響ではありません。管理職として書類作成やら提出等は毎年やっていることなので、最近は負担を感じることがなくなりました。季節の変わり目 […]

週末 内なる空間に向かって

今日も工房で新作屏風の制作です。屏風は直方体6個を三双として構成するものです。今日はまず1つ目の直方体に取り掛かりました。直方体の内部構造をイメージしながら木材で作り始めました。いわゆるボックスアートです。直方体の内なる […]

週末 新作屏風の制作開始

まだタイトルを決めていないので、新作屏風としておきます。今日から新作屏風の制作を始めます。まず円形に刳り貫く部分の作業から入ることにしました。円形刳り貫きは木彫で行う部分です。そこは砂を貼り付けていくので木目は出ません。 […]

「鳥瞰」発展形 明日から…

2012年の個展に向けて明日から制作を開始します。大地に埋め込まれた陶彫の破片。擂り鉢型の劇場に出現する空間を遮る装置。崩れかけた大きな球体の一部。生物的な動きをもって大地を這う都市の地下構造。それらを立体屏風に仕立てて […]

図録レイアウトの打ち合わせ

先日、7月個展のために作品の撮影を行いました。今回も個展にあわせて図録を作る予定です。図録も6冊目になります。今まで同じサイズ、同じページ数でやってきました。そのフォームを今回も踏襲しています。ただし、少しずつレイアウト […]

オブジェの意義

通勤中の電車内でA・ブルトンの「シュルレアリスムと絵画」を、とつおいつ読んでいます。同書にオブジェに纏わる箇所があり、オブジェの意義を考えました。オブジェというコトバがいつ頃から使われだしたのか記憶は定かではありませんが […]

気温上昇に備えて

今月から6月にかけて気温の変化に身体がついていけないことがあります。自分は比較的元気で、滅多に体調を崩さない方ですが、それでも気分が乗らない一日があります。疲れているのかわからない時は、大抵気温の変化による外的な要因が多 […]

RECORD5月のテーマ

抽象形態のパターンをベースにしている今年のRECORD。一日1点制作のペースは崩さずに継続しています。今月は小さな正方形が並んだ画面をベースにやっています。縦横に同じ正方形が並んでいるだけで自分は意欲が沸きます。今年の個 […]

図録の撮影日

今日は好天に恵まれた一日でした。いつも仕事を一緒にやっている御馴染みのカメラマンが来て、7月の個展用図録の写真撮影を行いました。昨年より1週間遅い日取りになりましたが、自分としては充分に準備する時間があって、好都合でした […]

震災によせて…

3月11日に東日本大震災があって生活意識が変わりました。災害は予期せずやってきて、私たちの生活をあっという間に変えてしまうのかと改めて思いました。震災に遭われた方々に心からご冥福をお祈りいたします。こうした有事に自分は唖 […]

小品「陶紋」について

今年の7月にある個展に陶彫による小品を出すことにしました。昨年まで小品と言えば「球体都市」で、それを毎年数点ずつ出品していました。「球体都市」は40個近くになり、ひとまず昨年で幕を引きました。ただ球体はとても好きなカタチ […]

連休最終日は従兄弟たちと…

連休最終日です。なかなか充実していたように思える連休でした。制作はどんなにやっても満足と言うことはありませんが、時間を有効に使えたような気がしています。今日の午前中は工房にいました。7月の個展に出すことにした小品の印を彫 […]

次なるイメージへ…

今日は工房で制作三昧の一日でした。次なるイメージに向かって木材の購入に出かけました。昨日益子や笠間に行って数々の陶芸作品を見ているうちに、イメージが固まりました。来年夏の発表を目指して現在制作を開始している「発掘シリーズ […]

甦る!陶芸の里

毎年この時季に栃木県益子で開催されている陶器市と茨城県笠間の陶炎祭(ひまつり)に出かけていきます。友人たちの新作が楽しみなのです。今年は震災の影響で多くの窯が壊れたり、作品が割れたりしていることが報道で伝えられていました […]

5月の目標について

5月になりました。風薫る清々しい季節です。工房周辺の木々は新緑に映え、作業のしやすい気候になりました。イメージも溢れてくることが期待できます。まず、今月は7月個展の準備として図録の制作があります。図録の撮影が終われば、今 […]

週末 新世代とともに…

5月になって若い子たちが工房にやってきました。美大の2年生とこれから社会人入試で美大を受験する子です。この子たちはアーティストの卵として、いずれ自分の表現を獲得してデビューする新世代の子たちです。工房が新世代の子たちの自 […]