自然なままに…
2011年 3月 25日 金曜日
根拠のない自分の人生観が、職場の何人かに妙に支持されています。それは無理のない自然な流れの中で、焦らず着実に生きてゆくという至極当たり前の人生観です。職場で不自然な働き方をしていた人が、事故に遭遇したり、身体を悪くしたケースが見られたので、どこかでその人は無理をしていたのではないかと自分が呟いた一言が、自分流の根拠のない人生観になってしまったわけです。それは現在の職場で起こっただけでなく、かつて自分の周囲にもそうしたケースがありました。若くして彫刻家兼デザイナーとして成功し、大きな工房を手に入れた人が突如交通事故で亡くなったり、地位や名誉を急いだ人が急逝することがあって驚いたことがあります。自分はいつも自分自身を振り返って、今の自分に無理がないかどうかを確かめることにしていると言うと、職場の人がうんうんと頷いていました。自然なままに流れに逆らわず日々を過ごすこと。この年齢まで仕事で蓄積したものがあるからこそ自然に管理職になり、彫刻を弛まず続けてきたからこそ自分の工房が持てたこと。若ければ無理が祟るところを、今の自分であればきっとこのくらいのことがあってもいいのではないかと感じています。自然なままに…これが自分の人生観です。
関連する投稿
- 週末 梅雨前線の活発化 週末になりました。昨晩から関東地方は豪雨に見舞われていて、夜中に警戒警報が鳴りました。土砂災害に纏わる避難勧告が出されていましたが、私が住んでいる地域は周囲に河川が少ないため、大きな被害にはならなか […]
- 週末 母の一周忌&窯入れ準備 週末になりました。今日は新作の制作ノルマがありましたが、昨年4月に亡くなった母の一周忌に当たるので、菩提寺に出かけて、お経をあげていただきました。その後で墓参りもして新しい卒塔婆を立てました。祖母の […]
- 一日のルーティンを考える 学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。 […]
- 三連休最終日は手が悴む寒さ 三連休の最終日になりました。昨日も工房の温度は0度を指していましたが、今日も寒さとの闘いになるほど制作は厳しいものになりました。作業の内容としては厚板による土台作り、彫り込み加飾に加えて乾燥した陶彫 […]
- 春分の日 墓参り&陶彫制作 今日は週末でもありますが、春分の日です。春分の日はそれぞれの仏教宗派で「春季彼岸会」が行われ、墓参りをする人も多いようです。夏にあるお盆は先祖の霊がこの世に戻ってくるのに対し、お彼岸はこの世から浄土 […]
Tags: 工房, 日常生活
The entry '自然なままに…' was posted
on 3月 25th, 2011
and last modified on 3月 26th, 2011 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.