布団は至福のぬくもり
2010年 12月 27日 月曜日
仕事納めまであと2日。休みたい気分になっているところの公務はつらいなぁと思いつつ、まだ明けやらぬ早朝に職場へと向かいます。バスや電車も心なしか空いているように感じます。朝日新聞の天声人語に何気なく目を移すと、「(漱石の)小説『二百十日』にも寒い朝のくだりがある。『布団の中で世の中の寒さを一二寸の厚さに遮って…』は言い得て妙だ。」とありました。「時間を切られたシンデレラだからこそ布団は至福のぬくもりとなる。この値千金感、くやしいが休みの朝では味わえない。」と中略を挟んで続きます。確かにこの頃は布団から出るのに「気合」が必要です。夏の猛暑に喘いでいた時に比べると、今は一体なんでしょう。夏の滴る汗の中で涼しさ寒さを欲し、冬となれば夏の眩しい暑さが恋しくなるのは人の常。でもあと少し…布団の至福のぬくもりを抜け出て現実の世界に行かなくちゃ。休庁期間が去った後もまた厳しいと自分に言い聞かせながら、明日はいよいよ仕事納めです。
関連する投稿
- 週末 梅雨前線の活発化 週末になりました。昨晩から関東地方は豪雨に見舞われていて、夜中に警戒警報が鳴りました。土砂災害に纏わる避難勧告が出されていましたが、私が住んでいる地域は周囲に河川が少ないため、大きな被害にはならなか […]
- 厚板下書き&バラ園散策 中規模の新作は今日から作り始めました。過去幾度となく私が作ってきたテーブル彫刻になりますが、今回の新作では陶彫部品を接合せず、木材のみで作ります。厚板を4本の柱で支える構造ですが、厚板には文様化した […]
- 東京の自衛隊大規模接種センターへ… 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まり、私は65歳になっていたので、既に接種券や予診票が横浜市から送られてきていました。すぐに地元の横浜市のワクチン接種に関するネットにアクセスして、何度か予 […]
- 体力維持のために… 私は自宅の近くにスポーツ施設があるため、そこで水泳をしていました。20年以上も前は仕事帰りに夜間コースに通い、そこで知り合った仲間たちとマスターズ登録をして、年齢別の競技大会にも出ていました。その頃 […]
- 一日のルーティンを考える 学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。 […]
Tags: 日常生活
The entry '布団は至福のぬくもり' was posted
on 12月 27th, 2010
and last modified on 12月 28th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.