週末 低めの四角錘の成形

新作の陶彫部品の制作を続けています。今日作ったのは低めの四角錘です。これはいくつか作っていく予定ですが、今日はその第一点目。今まで作った大きな四角錘や天辺が欠損した三角錐に比べれば容易いと思っていたところが、なかなか難しいことがわかりました。やはり第一点目はどんな作品であれ苦労すると思いました。この低めの四角錘は加飾に凝るつもりです。浮き彫りを施したピラミッドがイメージされていて、この四角錘数点で試みます。ピラミッドというより寄棟の屋根といった方がしっくりくるかもしれません。屋根に瓦があるようなイメージで、成形したカタチに微妙な彫り込みを入れていきます。それが幾重にもある情景を思い浮かべているのです。工房での作業は朝から夕方まで続いたので、手がガサガサになってきました。冬の陶彫は手荒れします。そろそろハンドクリームを用意したほうがいいかなと思って、工房を後にしました。明日も継続です。

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