Archives for the Month of 10月, 2010

今月最後の週末

10月最後の週末です。今日もまた休日出勤になりましたが、多少の時間を取って工房に行きました。2点目の大きな四角錘作りの準備をしました。来月3日が「文化の日」で休みが取れそうなので、今日はタタラを作りました。思えば今月は大 […]

防災拠点という認識

今日は土曜出勤です。自分の職場が周辺地域の防災拠点となっていて、その訓練が今日ありました。地域住民等が数百人参加して、簡易担架や三角巾の扱い、AEDや車椅子体験など盛りだくさんの内容を行いました。折りしも台風が近づいてい […]

今年度職場の親睦会

職場によっては職員の研修旅行を企画しているところもありますが、今の職場は職員全員でホテルの一室を借りて夕食会をやっています。管理職的なことを言いますが、会計はすべて自己負担で積み立てによって賄っています。もちろん勤務時間 […]

アンドレ・ブルトン再び

フランスの詩人でシュルレアリスムの提唱者であるアンドレ・ブルトン(1896~1966)は、学生時代に美術雑誌を通して知っていましたが、ようやく昨年の夏に著書「魔術的芸術」(河出書房新書)を読んで、ブルトンの思想の片鱗に触 […]

解剖学受講の思い出

1980年から85年までオーストリアの首都ウィーンで暮らしていた自分は、都心の環状道路沿いにある国立美術アカデミーに籍をおいていました。そこの取得教科に解剖学がありました。日本の大学で彫刻を学んでいたにも関わらず、自分は […]

骨にまつわること

今月のRECORDは「吊るす」というテーマでやっています。20日から今日までの5日間は、骨が吊るされているイメージをモノクロの作品にしてやっています。骨は人骨で、自分が滞欧中に購入した解剖学の書籍を参考にしています。今は […]

09‘RECORD3月・4月アップ

現在、昨年のRECORDを自分のホームページにアップしています。今回は3月分と4月分をアップしました。この頃はパターン化した画面構成をベースに造形をしていました。いつもホームページにアップする際、最後にコトバを入れますが […]

週末 土練りの継続

今日は職場関係のことで昼3時間ほど外に出る仕事があって、ずっと工房にいることができませんでしたが、それでも夕方にかけて昨日の土練りの続きをやりました。ボランティアの子が手伝ってくれたので、土練りはスムーズに進みました。こ […]

週末 四角錘加飾と土練り

先日成形した大きな四角錘(ピラミッド)の加飾を行いました。この作業が造形として一番面白い作業で、作品のイメージを確かめながら仕上げていきます。彫り込みを入れたり、穴を開けたりして、作品化していくのです。今日は秋晴れの一日 […]

工房にいる蜘蛛

昨日ブログに書いた甲虫の姿態に絡めて、以前から自分が抱いているイメージがあります。工房ではよく蜘蛛を見かけます。彼らは工房の隅に蜘蛛の巣を張って、小さな虫を捕らえています。周囲が畑なので、工房内に入り込む小さな虫はいるよ […]

甲虫類のような立体造形

陶彫による立体作品が昆虫、なかでも甲虫類の雰囲気がすると、個展に来ていただいた人から指摘されたことがあります。昨年発表した「発掘~赤壁~」や今年の「構築~瓦礫~」の曲面を多用した作品に、そうした生物的なイメージが見て取れ […]

夢で見た作品

昨日のブログの続きです。夢の中で記憶を再構築して作り出した世界は、自分の願望がそのまま現れているように思います。夢が現実であれば、自分はもうひとつの人生を歩んでいることになりますが、そこでも自分は彫刻をやっているのです。 […]

夢で見た部屋

家内はよく夢を見るようで、寝起きにこんな夢を見たと自分に語る時があります。自分はほとんど夢は見ません。または朝になると忘れてしまうのかもしれません。詩人瀧口修造の文章に夢の記述をしたことが書かれてありましたが、自分も夢の […]

成形に明け暮れた代休日

土曜出勤の代休として今日休みを取りました。今日は朝から工房に籠もって制作でした。陶彫による大きい四角錘、つまりピラミッドのカタチを昨日から作っているのです。だいたい初めの1点目で難行するものですが、これも例外ではなく、た […]

週末 大きな四角錘作り

陶彫土台が8点作り終わって、今日から大きめな陶彫部品を作ります。まず窯の大きさいっぱいの体積をもつ四角錘(ピラミッド)を4点。先日土錬機で混ぜておいた陶土が、あっという間に無くなっていきました。今まで陶彫をやっていた中で […]

土曜の出勤日  

今日は職場全体で休日出勤となりました。代休は月曜日に取ります。朝の通勤ラッシュがなく、世間は休日の雰囲気いっぱいでしたが、今日はいつもどおりスーツを着て出勤しました。昨日のブログに職場のことはあまり書かないと宣言したばか […]

毎晩ブログ(NOTE)を書く理由

一日の大半を職場で過ごしている自分は、職場関係で語りたいことが山ほどあります。にも関わらず、それを最小限に留め、できるだけ美術に関連した記事を書いています。このブログも自分にとっては自己表現のひとつで、美術という媒体を通 […]

真鍮直付け「旅人~坂道の木~」

私淑している彫刻家保田春彦先生がいる一方で、自分には大変身近な池田宗弘先生がいます。大学時代から池田先生の工房に出入りして、ほとんど直弟子となっていた自分は、自分の結婚式の仲人も先生にお願いしました。先生の工房が東京の秋 […]

木彫「進化の過程」

朝日新聞の美術評によると「古い民家を思わせる木彫シリーズだが、今作では地虫のような形に。題名と合わせて見ると、はいつくばってでも前に進もうとする、作家の意思表明ともとれる。老いるにつれ、できることは限られていく。だが、 […]

東京の「保田春彦展」

先日見に行った東京の京橋にある南天子画廊での「保田春彦展」は、自分の胸中に深く重い印象を残す内容でした。作家が懸命に造形活動に向かう姿勢には、頭が下がる思いです。自分も「老い」を感じ始めたら、こうでありたいと強く望むよう […]

三連休 成形と土練り

三連休最終日になってやっと制作ができました。今日は一日中工房にいました。乾燥が心配だったタタラは、数日前にビニールで包んでいたため、いい状態になっていました。陶彫土台の残り2点の成形と合わせて加飾も行いました。これで乾燥 […]

三連休 甥の結婚式

三連休の中日は、甥の結婚式に参列することになっていました。この歳になると冠婚葬祭の「葬」が多くなり、「婚」はあまり機会がありません。確かに「葬」は生きる者の宿命で必ず訪れるものですが、最近の「婚」は自由意志に任される風潮 […]

三連休 2つの展覧会

三連休の初日、午前中は公務員管理職としての已むに已まれぬ事情があって時間を取られました。午後時間が空いたので、仕事帰りのビジネススーツのまま美術展を見に行きました。見に出かけたのは東京で開催されている2つの展覧会です。ひ […]

10月RECORDは「吊るす」

モノがぶら下がっている状態を、さまざまなカタチを使って描いてみたいと思ったのが、今月のRECORDのテーマです。米彫刻家アレキサンダー・カルダーのモビールよろしく上から吊るしてある状態をイメージしています。吊り輪やブラン […]

素材のひと手間

次の三連休を全て制作に使うことができない公務の事情があって、先日作っておいたタタラの乾燥具合が心配になりました。陶彫は陶土を放置する時間が必要で、そのタタラの乾燥具合によって作業開始をいつにするのか考えるのです。公務員と […]

「古賀春江の全貌」展

先日、鎌倉の美術館に行った折、葉山にも足を伸ばして、神奈川県立近代美術館葉山館を訪れ、表題にある展覧会を見てきました。その日は秋晴れの一日で、海沿いにある美術館はロケーションといい、建築といい、申し分ない美しさで私たちを […]

岡崎和郎展 補遺の庭

先日、鎌倉にある神奈川県近代美術館で開催中の表題の展覧会を見てきました。「補遺の庭」とは何か、加えてモノクロのキューピーの写真が大写しになったポスターが不思議な雰囲気を出していて、とても気になっていた展覧会でした。岡崎和 […]

《白い風景》シリーズとクロッキー

昨日のブログの続きになりますが、神奈川県立近代美術館鎌倉別館で表題の展覧会を見てきました。保田春彦先生の金属による抽象彫刻は、ずっと自分の脳裏にあり、また気になる世界観をもった作品です。その保田先生がパリで病に倒れて、現 […]

週末 湘南方面美術館巡り

好天に恵まれた今日は、神奈川県立近代美術館鎌倉館、別館、葉山館の3つを家内と廻ってきました。美術館に行くきっかけとなったのは彫刻家保田春彦先生が、裸婦クロッキーによる個展を別館で開催していたためです。保田先生が大学で教壇 […]

週末 加飾とタタラ

先日成形が終わった3点の陶彫土台に、今日は加飾を加えました。陶彫土台は8点必要で、現在のところ今日の3点を含めて6点が乾燥待ちの状態になっています。あと2点。また座布団のようなタタラを数枚作りました。ところで、今日は職場 […]

10月 実り多い1ヶ月に…

10月になりました。実り多い1ヶ月にしたいと願っています。創作活動には最適な気候になりました。昨年の今頃は「構築~瓦礫~」のための石膏型を作っていました。今年の陶彫部品は曲面がないので、石膏型に嵌め込んで成形する必要があ […]