もうひとり恩師からの手紙

中学生の頃の恩師からきた手紙に関する内容を、昨日のブログに書きました。今日届いた手紙も別の恩師からのものでした。この人は横浜ゆかりの作家に関する本を出版している文筆家です。そろそろ80歳になろうかという年齢であるにも関わらず精力的に歩き回って、自分の個展にも足を運んでくれます。自分の「構築」シリーズを見て、「5年程前に訪れたバルセロナで見たガウディのサクラダ・ファミリアが連想されました。天空に伸びる塔の姿に祈りと希望と、それを同時に解決しようとする夢の構築を発見し…(以下略)」と手紙には綴られていました。この連想を大変嬉しく思います。自分はガウディを意識したわけではありませんが、ガウディの精神性は理解できるし、また自然の形態を独自な視点で取り入れた造形に尊敬の念を抱いています。少しでも近づければ幸いと考えます。個展期間中は仕事があって、なかなか銀座まで行けませんが、多くの人たちに支えられている実感はあります。

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