週末 千葉と東京の美術館へ

ちょうど見たい展覧会が2つあって、今日はそれぞれのの展覧会に出かけることにしました。ひとつは千葉県佐倉市の「川村記念美術館」で開催中の米国人アーティストのジョセフ・コーネルと詩人高橋睦郎の「箱宇宙を讃えて」と題された展覧会。もうひとつは東京多摩市の「多摩美術大学美術館」で開催中の彫刻家若林奮の「Dog Field」と題されたドローイング中心の展覧会。千葉県佐倉市と東京多摩市、2つの美術館が遠距離なためナビゲーションを頼りに自家用車で出かけました。晴れて気持ちの良い天候だったため、家内とドライブ気分になり楽しい一日を過ごしました。2つの展覧会に共通しているのは、極めて質の高い内容であったこと、作品の持つ意味をじっくり読み解かないと作品が放射する力を捉えられないことが挙げられます。自分はもとより家内も真剣に作品に向き合い、車内で意見を述べ合う機会がありました。家内は自分と同じ大学で空間演出デザインを専攻していたので、今回は美術的な刺激があったらしく、家内の言うコトバに自分も深く頷いてしまいました。感想については機会を改めますが、今日は本当に有意義な時間を過ごせたと感じています。

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