Archives for the Month of 7月, 2010

週末 工房の蒸し暑さ

今日は朝から工房に行って新作の作業を始めましたが、あまりの蒸し暑さに耐えられず、午前中で切り上げることにしました。天窓を開け、工事用巨大扇風機2台を稼動させていましたが、汗が滴って素材の上にポタポタ流れました。とくに神経 […]

長野県の師匠宅へ

今日は一日夏季休暇を取って、長野県の麻績に住んでいる彫刻家池田宗弘先生宅に出かけました。毎年夏の恒例行事になっている先生の工房訪問ですが、聞くところによると池田先生は南米ペルーに1ヶ月滞在されて、体調を崩されたというので […]

「マン・レイ展」を見て

先日、東京六本木にある国立新美術館へ「マン・レイ展」を見に出かけました。20世紀美術を代表する旗手として知られたマン・レイですが、一般的にはどの程度知られているのか、観客動員で成功するのは印象派と世界遺産認定の遺跡展くら […]

「毎日書道展」への思い

義母は「毎日書道展」の「かな」部門の会員で、当時は東京上野の都立美術館へ義母に連れられて家内と行っていました。義母が亡くなって、「毎日書道展」に行く機会がなくなったと思ったら、自分と同じ横浜市公務員で管理職を務める友人が […]

六本木ヒルズの「恐竜展」

連日美術館巡りをしていますが、今日出かけたところは趣向が違います。今日は勤務日でしたが、出張があって職場には顔を出しませんでした。そこで勤務時間終了後に六本木ヒルズに出かけました。森アーツセンターギャラリーで開催されてい […]

夭逝した2人の画家

今日は今月11日(日)出勤の振り替え4時間と年休を合わせて一日休みをもらいました。そこでまた美術館巡りに出かけました。昨日に引き続いて今夏見たいと思った展覧会を回るのです。午前中は近隣の方々に会わなければならない用事があ […]

週末 今夏の美術館巡り

例年なら東京銀座での個展開催中に、東京の美術館を見て回っていましたが、職場から離れられない身分なのでそれが叶わず、今夏は今日から時間を作って見たい展覧会を回ることにしました。今日の午前中は工房に行って、新作の準備を行って […]

個展最終日・搬出

個展最終日である今日は、一日中在廊しました。朝から知人友人が訪ねてきて、ほとんど休む暇がなく過ごしていました。食事に出た時間にも知人が来てたらしく、芳名帳を見て気づきました。大変失礼いたしました。毎年来ていただいている先 […]

今夏見たい展覧会

今夏の東京近郊の美術館では、自分の興味関心のある展覧会が目白押しです。2年ほど前までは自分の個展開催に合わせて東京の美術館を見て回っていましたが、最近はそれもできず、日を改めて美術館に行くことになります。時間をどう取るか […]

もうひとり恩師からの手紙

中学生の頃の恩師からきた手紙に関する内容を、昨日のブログに書きました。今日届いた手紙も別の恩師からのものでした。この人は横浜ゆかりの作家に関する本を出版している文筆家です。そろそろ80歳になろうかという年齢であるにも関わ […]

昔の恩師からの手紙

表題の恩師と言うのは、度々ブログに書いている彫刻家池田先生のことではありません。もっと昔の恩師で、自分が中学校1年生の時の担任だった人です。美術科教諭だった彼女は、自分の泥臭い水彩画を褒めてくれました。何もわからない自分 […]

個展のことを思いながら…

今日は、というより今日から週末まで東京銀座で開催している個展のことを思いながら職場に出勤しています。今日はどんな人が訪ねているのだろうとあれこれ考えながら過ごしましたが、仕事が始まると個展への思いは吹っ飛んでしまうのです […]

10’個展のオープニング

東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も5回目となりました。今日はオープニングでした。横浜市の同僚や鎌倉彫の彫師さん、従兄弟や後輩等々さまざまな方々とお会いできました。個展を裏で支えてくれる後輩には、オープニングパーティの […]

三連休 搬入と展示

三連休の中日は、東京銀座のギャラリーせいほうでの5回目の個展、その搬入と展示を行うことになりました。ボランティアの子が2名、運搬業者2名、それに家内と自分とで作業を行いました。運搬業者は自分の展覧会があれば必ず雇う業者で […]

三連休 渋滞の幕開け

明日の搬入を控えて、簡単な打ち合わせに東京銀座のギャラリーせいほうへ行ってきました。横浜の自宅から車で1時間と見積もっていたところが、三連休でしかも梅雨明け宣言が出たこともあって、東名高速もそれに続く首都高もずっと渋滞。 […]

三連休を前に…

明日から三連休が始まります。公務とは違う意味で密度の濃い仕事が待っています。初日は搬入準備の確認作業、二日目はギャラリーせいほうへ作品搬入、3日目から個展が始まり、夕方はオープニングパーティーがあります。せいほうでの個展 […]

行き詰まりに悩む

表題にある悩んでいることはRECORDの制作時間のことです。毎日欠かさず、小さな作品を1点ずつ作り続けていくことは、なかなか困難です。困難を承知で始めたこととは言え、ついグチっぽくなってしまいます。最近RECORDの制作 […]

夏季休暇…

夏季休暇を来月の盆休み期間より少し前に取ることにしました。このところ公務は残業続きで、休暇のことでも考えていないと気持ちが持たないと感じます。典型的な現実逃避です。さて、休暇はどこに行こうか、何をしようか、そんなことを考 […]

A・カルダーの浮遊空間

自分は陶彫や木彫を表現媒体にして「発掘」や「構築」シリーズを作ってきました。それは床(大地)から立ち上がっていく造形です。作品によっては大地に埋もれた世界をあらわにして表現したものもあります。いわば大地が発想の起点であり […]

雛型の展示で思うこと

立体作品の展覧会に行くと、初めは大きな作品に目が奪われますが、じっくり見ていくうちにガラスケースに入った雛型に注目が移ります。雛型にはいろいろな謎が隠されていて、ひとつひとつ想像しながら鑑賞することはこの上ない楽しみなの […]

週末 記録として…

ブログを日々欠かさず書いていると、自分の作品に関すること、たとえば発想の土台となる展覧会鑑賞や読書などを書き綴ることが多いのですが、そうしたこととは別にその日の単なる記録を書いている場合も結構あります。昨年の今頃はどんな […]

週末 梱包用木箱完成

今日の工房内は、うだるような暑さでした。汗が噴き出し、シャツを何枚も替えて作業をしました。個展搬入用の木箱が完成し、陶彫作品はすべて梱包しました。個展が終われば、これがこのまま工房に返ってきます。今まで大きな彫刻は売れた […]

7月RECORDは「組み立てる」

一日1枚のペースで葉書大の平面作品を制作しているRECORD。毎月テーマを決めて取り組んでいます。平面作品なので立体のような不自由さがなく、また実材に囚われることもないのに、自分が作っている集合彫刻の雰囲気に近づいてしま […]

作品展示の演出

彫刻を学んでいた学生時代には、作品のクオリティを高めることに精を出していて、作品がどこに展示されるかは念頭にありませんでした。作品を人に見せることを考えていなかった時代です。これはこれでよかったと今では思っています。演出 […]

箱宇宙に捧げられたコトバ

アメリカ人アーティストのジョセフ・コーネルと詩人の高橋睦郎によるコラボレーションによる展覧会は、さまざまな角度から自分を刺激してくれました。そのひとつに造形作品に捧げられた詩人のコトバがあります。捧げられたというのは誤解 […]

J・コーネル「箱宇宙を讃えて」展

ジョセフ・コーネルは小箱の中に自分の思いを込めたものを詰め込んで、その小宇宙を表現媒体にしたアメリカ人アーティストです。コラージュがマックス・エルンストらによって考案されたのを契機に、従来の描く行為や彫る行為だけが美術で […]

若林奮「Dog Field」展

多摩美術大学美術館で開催されている故若林奮先生の「Dog Field」展は、彫刻数点と多くのドローイングによって構成された個展です。自分は昔から若林先生の個展であれば必ず見に行っていました。若林先生を「先生」と呼ぶのは、 […]

週末 千葉と東京の美術館へ

ちょうど見たい展覧会が2つあって、今日はそれぞれのの展覧会に出かけることにしました。ひとつは千葉県佐倉市の「川村記念美術館」で開催中の米国人アーティストのジョセフ・コーネルと詩人高橋睦郎の「箱宇宙を讃えて」と題された展覧 […]

週末 梱包用木箱作り

雨が降ったりやんだりの一日でした。家内は東京合羽橋で企画した「おわら風の盆」の胡弓奏者として出かけました。雨を心配しながらの興行でしたが、何とか興行は成功したようでした。自分は工房に行き、個展搬入のための作品梱包作業に追 […]

頭の中のエスキース

ひとつ立体作品のイメージが浮かぶと、スケッチブック等にエスキースをしてイメージを確かめながら、平面作品として残しておきます。一日1枚のペースで小さな平面作品を作り続けているRECORDの場合も同じで、立体作品のエスキース […]

7月 初夏のイメージ

7月になりました。初夏というと爽やかな風をイメージしますが、実際は梅雨空のムシムシする気候の中で今月を迎えることになりました。それでも初夏であることには変わりなく、晴れ渡る青空がそこまできているという期待があります。さて […]