相原工房の写真

7月にある個展の図録に、相原工房の内部写真を入れています。見開きで作品2点を配置したところを撮影しています。夕方の光が差し込む美しい写真に仕上がっています。工房は倉庫建築なので余分なものがなく、洒落た内装もありません。窯と鉄製の棚と作業台、それに作品があるだけの写真です。しかしながら、これは環境造形と言っても構わないくらいの構成になっていて、カメラマンの腕には頭が下がる思いです。その写真を見ていて、ふと思ったことは、工房内部に作品が無造作に置かれている現状を撮影しても、結構面白いのではないかということです。普段工房を客観視することがありません。木彫と陶彫をやるだけの効率的なスペースを確保してあるだけで、そこにギャラリーのような雰囲気を持たせることはしていません。そのぶっきらぼうな空間が、実は面白いかもしれないのです。建築自体も材質が丸出しになっていて、鉄骨が組まれている剥き出しの構造です。夏は暑く冬は寒い、ほとんど外と変わらない気温ですが、そのざっくりした環境を写真にすると異質な世界に変貌する可能性があると考えました。

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