僅かな読書時間

通勤時間が短いのは負担が少なくて楽です。そういう意味でも今の職場にいられるのは有難いと感じます。この僅かな時間を使って車内で読む本も格別です。このところずっと「瀧口修造全集」(みすず書房)を鞄に入れていますが、通勤時間の10分から15分で味わう美術評論が自分の一日の始まりです。瀧口流評論は比較的短い文が多く、短い通勤時間に程よくマッチしています。もう少し読んでいたい欲求に駆られるところで、電車を降りてしまいます。これもまたいいのではないかと思っています。一番貪るように読んでいたのは大学時代でしたが、その百分の一程度が今の読書時間です。頭の中の知識吸収力も昔とは違うのかなぁと思いつつ、今日も電車に揺られています。

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