「細川家の至宝」展
2010年 5月 6日 木曜日
由緒ある家系に伝わる文化財を守っていくことは、後世の人にとって大切な役目であると思います。散在して失われた価値ある家宝は残念の極みです。旧熊本藩主である細川家は、永青文庫を設立して文化財を後世に伝えてきました。東京上野にある国立博物館平成館で、永青文庫が保有する価値ある文化財に、自分を含め多くの人が接することができるのは、細川家の人たちが代々守ってきた努力のおかげと思っています。美術的な価値で言えば、巧みな技が生かされた工芸品の数々が挙げられます。自分は刀の鍔の繊細な造形に惹かれました。織物の刺繍の美しさにも眼を見張りました。美術館の外は初夏の陽気になっているにもかかわらず、美術館の内部はひっそりとした暗がりになり、手の込んだ貴重な美術品ひとつひとつにライトが当てられ、じっくり鑑賞できる環境が演出されていました。休日だったので、人で混んではいましたが、骨董価値のある品々を時間をかけて堪能出来ました。
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Tags: 展覧会, 散策
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