Archives for the Month of 4月, 2010

連休をどう過ごす

明日からゴールデンウィークが始まります。5連休をどう過ごすのか、仕事一辺倒だった4月から、ちょっと解放されるような思いです。既に決まっていることは、1日に個展用図録撮影があります。いよいよ個展に向けた準備ですが、例年より […]

工房の整理整頓

新作も終わり、図録撮影日も延びたので、今日は工房の整理整頓を行いました。昨年の夏に工房ができて、棚をいくつか購入し、旧作を運び込んでいたのですが、整理をしないまま新作の制作に入ってしまったので、いつかは整理をしなければと […]

歯車のRECORD

20代の滞欧時代に作った自分の初期の版画に、車輪のような歯車のようなイメージを描きました。具象彫刻をやっていた自分が初めて抽象を意識した作品で、版下は捨てられずそのまま日本に持ち帰ってきました。まだ陶芸が出来なかった帰国 […]

猫語の解読を始める

栃木県益子にある浜田庄司記念館(益子参考館)の母屋の中に喫茶コーナーがあって、そこでコーヒーを飲んでいたら、どこからか猫が現れて、しきりに自分に向かって何か喋っているような鳴き声を出していました。それを無視してボンヤリ休 […]

植木畑に捨て猫あり

昨日、工房から自宅に帰る時、小さな坂道を子猫がひょこひょこと登ってきたのを、一瞥しました。野良猫のような存在の飼い猫は近隣にいるので、そんな光景に疑問を持たずに帰宅しました。夜になって工房のある植木畑から、かすかに鳴き声 […]

週末 新作の全体配置

新作「構築~瓦礫~」の陶彫部品と木彫の柱が全て揃ったので、今日は全体を考えながら配置してみました。当然のことですが、最初に考えたスケール通りで、大きさとしてはこんなものだったのかと改めて思いました。作品を作っていくうちに […]

週末 新作の細かな仕上げ

昨夜は歓送迎会で深夜まで飲んでいたので、今日はシンドい一日です。幸い新作が出来上がってきたので、今日は陶彫部品に印を貼ったり、最後の確認をする作業なので気は楽でした。新作の陶彫部品は全部で43点、木彫は8点の計51点によ […]

職場の歓送迎会

この時期はどこでも歓送迎会が開かれていると思います。自分の職場でも歓送迎会がありました。昨年は職場が変わったので、前の職場と現在の職場の歓送迎会をかけもちしたのを思い出しています。自分の職場は、60名ほどの職員が勤務して […]

「バルラッハの旅」を読んで

「バルラッハの旅」(上野弘道著 風間書房)はドイツ近代彫刻家を取り上げたもので、著作の前編はバルラッハの足跡を辿りながらドイツを巡る、いわば紀行文のような構成になっています。数年前に日本で大きな展覧会があったとはいえ、バ […]

新作最後の窯出し

陶彫による大きな作品を作っている自分は、いくつかの部品に分けた陶彫を何回も窯入れして、作品を組み立てていく方法をとっています。今回の新作「構築~瓦礫~」はそこに炙った杉材の柱を8本加えています。8本の柱は陶彫部品にボルト […]

拡大レンズ付スタンド

先日から新作「構築~瓦礫~」の部品につける印を彫り始めています。一日の仕事が終わって、帰宅してからの作業になるので、手許が覚束無く、おまけに細かい作業なのでつらいものがあります。老眼と思いたくないのですが、確かに前よりは […]

新作の印を彫る

絵画や版画には作家のサインがあります。自作の彫刻で、そのサイン代わりと考えているのが自分で彫る印です。書の落款と同じですが、ナンバリングとしての用途があるので、書のそれとはちょっと違います。数多くの陶彫部品を組み立てるこ […]

週末 「瓦礫」修整と「包囲」運搬

「構築~瓦礫~」の最終仕上げに入りました。瓦用隙間接着剤を使って、ヒビの入ったところを修整しました。無理なカタチをしている陶彫部品があるため、窯の中で微妙にヒビが入るものがあるのです。最後にもうひとつ大きな陶彫部品の窯入 […]

週末 真冬から春爛漫へ

一昨日のブログに三寒四温のことを書いたばかりですが、今日の気温の変化には驚いてしまいます。朝のうちはミゾレ交じりの雨が降っていました。工房は冬に戻ったような寒さで、ストーブを焚いていました。陶彫修整用の材料が足りず、今日 […]

イメージの醸成

創作活動への意欲を絶やさず、週末だけでも制作を続けていると、日常的にカタチのイメージが出てくることがあります。自分は春めくとイメージが湧いてくる傾向があるらしく、さまざまな世界が浮かんできます。浮かんでは消え、消えては浮 […]

三寒四温に戸惑う

三寒四温は冬の季語です。4月の半ばだというのに、春めいた暖かい日があれば、今日のように真冬の寒さに見舞われる日もあります。まさに三寒四温です。体調を崩しがちになるところですが、無理はしていないので今のところは何とか健康を […]

窯という他力本願

陶芸(陶彫)をやっている者にとって、最後の焼成は自分ではどうにもならないものです。窯に入れて焼成が始まった途端に、作品は自分の手から離れ、火の神のみぞ知る世界になります。炎を潜り抜けて還ってきた作品は、神々しく見えるのは […]

気分を測る物差し

一日1枚ずつ葉書大の平面作品を作ることを自分に課しているRECORD。今月は公務の仕事が立て込み、帰宅してRECORDに取り組むのは辛いところですが、そこは創作へ向かう姿勢として自分に厳しく日々制作しています。日によって […]

創作姿勢を省みる

何回かブログに書いてきたことですが、自分は決まった時間に彫刻等の作業を行うのを習慣としています。週末は必ず工房に行って、朝から夕方まで作業をしています。イメージが出てくるの待ったり、気が乗るのを待ったりしません。天才肌で […]

週末 陶彫の仕上げ

先日まで工房にストーブが欠かせなかったのですが、季節は変わるものです。本当に過ごしやすくなりました。春が香る日曜日です。亡父の残してくれた植木畑にも様々な花が咲いています。工房では、新作「構築~瓦礫~」の陶彫2点の仕上げ […]

週末 柱の炙り作業

新作「構築~瓦礫~」のパーツである杉の柱8本を、バーナーで炙って炭化させる作業を行いました。野外工房が出来ているなら、こういう作業はそこでやりたいところでした。今日は工房の外の植木畑で作業をしました。日が照り付けて汗が身 […]

記憶の底から…

昨日はエルンスト・バルラッハのことについてブログに書きました。今読んでいる「バルラッハの旅」(上野弘道著)で、自分の記憶の底に眠っていた滞欧生活のことが甦り、ウイーンの美術館にあったバルラッハの「復讐者」という作品が鮮や […]

ドイツの近代彫刻家

数年前、東京上野にある東京藝術大学美術館で、ドイツの近代彫刻家エルンスト・バルラッハの大掛かりな展覧会がありました。春爛漫の季節に美術館を訪れて、バルラッハを堪能したのですが、自分が初めてバルラッハの彫刻と対面したのは、 […]

仕事の隙間の創作活動

表題はいろいろな言い回しで今までブログに書いてきたことです。また繰り返しになりますが、ウイークディは公務員として働いていると、つい隙間を縫って小さな創作活動をやってみたくなるのです。これは現実逃避ではありません。それほど […]

鎖のイメージ

今月のRECORDのテーマである「繋がる」。それを表現するため、連結するイメージとして鎖状のカタチを描いています。鎖は束縛や囚われのイメージもありますが、連結をダイレクトに表すものとして相応しいと考えます。作品の展開もい […]

全集読破の途中で…

通勤電車の中で愛読している「瀧口修造全集」。ちょうど4巻が終わったところで、中休みをとることにしました。瀧口流の思考に自分が傾倒しつつあるので、ちょっと切り口を変えてみたくなったのです。シュルレアリスムの思想が、昨年夏に […]

野外工房設立に向けて

昨年夏に、亡父から相続した植木畑に農業用倉庫として建てた工房。倉庫建築なので、当然住める環境ではなく、作業をするために週末毎に使っています。ここにきて、倉庫を建てたところが畑であるため、周囲の土がぬかるんだり、土が風雨で […]

週末 「構築~瓦礫~」柱の接合

図録のための写真撮影の関係で、新作「構築~瓦礫~」の完成を急いでいます。一応陶彫パーツはすべて揃いましたが、一番目立つ陶彫パーツ2点の窯入れがこれからです。この2点の乾燥を待って窯に入れていく予定です。ただしパーツが2点 […]

4月RECORDは「繋がる」

今月のRECORDのテーマは「繋がる」にしました。人と人の繋がり。現代社会の中で、家族や他人とどのくらいの繋がりを持っているのか、自分を振り返ってみると、人間関係の構築がきちんとできているかどうか疑問です。確かに職場の中 […]

年度当初の超過勤務

4月になりました。職場では20名の転勤者を迎え、また慌しい日々が始まりました。自分も昨年度転勤してきて、職場の様子がよく飲み込めず、右往左往しているうち、あっという間に夜になったことが思い出されます。昨年の今日どんな仕事 […]