「シルビア・ミニオ=パルウエルロ・保田」作品集

表題の作品集は物故作家によるもので、ずっと以前に神奈川県立近代美術館のアート・ショップで購入したものです。シルビア・ミニオ=パルウエルロ・保田さんはイタリア人で、美大の教壇に立っていられた保田春彦先生の奥様です。自分が大学で学んでいた時は、シルビア・ミニオ=パルウエルロ・保田さんはおろか保田春彦先生にも直接教えを請うたことがなく、ついぞ縁がなかったのですが、作品はよく知っていて展覧会があれば必ず出かけていました。キリスト教をテーマにしたレリーフや彫刻は精神性が高く、また気品に満ちています。とりわけデッサンはその手法が保田春彦先生とよく似ていて、確かな線描に支えられた形態は、そのまま立体として作品化できそうな要素が見受けられます。大学時代に、彫刻の基礎を教えていただいた池田宗弘先生は、やはりキリスト教をテーマにした作品を数多く手がけているので、シルビア・ミニオ=パルウエルロ・保田さんと共通するものがあるように思えます。そんな契機で出版されている作品集の類や図録を全て手に入れているわけです。

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