「河口龍夫 言葉・時間・生命」展
2009年 11月 30日 月曜日
昨日、陶彫成形に躓いたことで、気分転換に昼頃から東京の美術館に出かけました。横浜の美術館に勤めている知人からチケットを頂いているので、タイミングとしては良かったと思います。出かけたのは東京国立近代美術館で開催中の「河口龍夫展」。「言葉・時間・生命」と副題がついていて、現代美術の旗手のまとまった展示が見られることを期待して出かけました。内容は期待通りなかなか面白く、モノとモノとの関係、モノとヒトとの関係を問うものが様々な媒体を通して提示されていて刺激を受けました。難解のようでいて、よく考えるとこれほどわかりやすいものはないと思いました。電気を使った「関係ーエネルギー」が見えるモノと見えないモノの関係性を浮き彫りにしていて見応えがありました。自分の素材の好みから言えば「関係ー種子、土、水、空気」に感受させられるものがありました。特に鉛はその不透明性ゆえに面白い素材だなぁと感じました。鉛で種子を包んで封じ込める手法は、もっと多義にわたって応用できるように思えます。現代美術は視覚的に、または体験することによって感覚に訴えてくる哲学だと考えますが、作者の伝達センスによって、どうにでも変わるように思います。現代美術の面白さは、あるいはそこにあるのかもしれません。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 週末 工房に来客多し
正確に言うと表題にある来客は誤りです。客ではなく相原工房スタッフというべき人たちが5人来ました。いずれも若い子たちで各美大の在校生から卒業生で、在校生は大学の課題をやりに、卒業生は自分の制作をやりに来ました。5人のうち男... - 美術館&ギャラリー巡りの日
週末になり、ウィークディの仕事から気分を解放させるため、今日は美術館に出かけました。朝8時半に家を出て東京の六本木まで電車を乗り継いで行きました。国立新美術館で開催中の「シュルレアリスム展」は必ず行こうと決めていた企画展... - 三連休をどう過ごす
貴重な制作時間が確保できる三連休です。楽しみではありますが、きっとあっという間に過ぎてしまうでしょう。それでも制作に明け暮れて心が満ち足りる休日にしたいものです。昨年は知り合いが出品していた美大卒業制作選抜展や管理職仲間... - 卵たちの初グループ展
週末になると工房に通ってきているボランティアがいます。その子は私の陶彫に使う陶土の調合や、個展の搬入搬出の手伝いをやってくれます。工房の一角を使って自分の作品も作っていて、今月その作品を3人の仲間と共に発表するのです。会... - 「辻晋堂展」で陶彫を考える
陶彫は土そのものを焼成して石化させるので、塑造といえども鋳造して保存する作品とは根本的に異なります。使用している素材のまま保存可能にしてくれるので自分にとっては大変魅力的です。自分は学生時代に人体塑造をやっていて、石膏取...
Tags: 展覧会, 陶彫
The entry '「河口龍夫 言葉・時間・生命」展' was posted
on 11月 30th, 2009
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.