「河口龍夫 言葉・時間・生命」展

昨日、陶彫成形に躓いたことで、気分転換に昼頃から東京の美術館に出かけました。横浜の美術館に勤めている知人からチケットを頂いているので、タイミングとしては良かったと思います。出かけたのは東京国立近代美術館で開催中の「河口龍夫展」。「言葉・時間・生命」と副題がついていて、現代美術の旗手のまとまった展示が見られることを期待して出かけました。内容は期待通りなかなか面白く、モノとモノとの関係、モノとヒトとの関係を問うものが様々な媒体を通して提示されていて刺激を受けました。難解のようでいて、よく考えるとこれほどわかりやすいものはないと思いました。電気を使った「関係ーエネルギー」が見えるモノと見えないモノの関係性を浮き彫りにしていて見応えがありました。自分の素材の好みから言えば「関係ー種子、土、水、空気」に感受させられるものがありました。特に鉛はその不透明性ゆえに面白い素材だなぁと感じました。鉛で種子を包んで封じ込める手法は、もっと多義にわたって応用できるように思えます。現代美術は視覚的に、または体験することによって感覚に訴えてくる哲学だと考えますが、作者の伝達センスによって、どうにでも変わるように思います。現代美術の面白さは、あるいはそこにあるのかもしれません。           Yutaka Aihara.com

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