記憶に留めたい11月1日

今日から11月です。農業用倉庫として建てた工房で、今日は記憶に留めたい一日となりました。自分の彫刻デビューは陶壁でした。陶彫による表現が自分にとっては創作の原点になっているのです。前から工房で準備を進めていましたが、今日やっと陶彫制作がスタートしたのです。昔使っていた作業場からすれば、恵まれた環境の中で陶彫を扱える幸せを噛みしめています。土台になる石膏型にタタラにした陶土を押し込め、どべ(陶土を水で溶いたもので接着のために使用)で別の陶土を加工しモデリングを行っていく作業です。石膏型もタタラもボランティアの子が準備してくれました。ちょっと前までは全て自分でやっていたことが、今では人的な環境も揃ってきたことになります。時間をおいて表面処理や加飾をやっていきますが、明後日が文化の日なので、そこで「構築〜瓦礫〜A」部品の成形が2つ出来る予定です。久しぶりに大掛かりな成形を行ったので結構疲れました。でも、やっぱり陶彫は面白いと感じ、これこそ自分の世界だと再認識した一日でした。 Yutaka Aihara.com

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