Archives for the Month of 11月, 2009

「河口龍夫 言葉・時間・生命」展

昨日、陶彫成形に躓いたことで、気分転換に昼頃から東京の美術館に出かけました。横浜の美術館に勤めている知人からチケットを頂いているので、タイミングとしては良かったと思います。出かけたのは東京国立近代美術館で開催中の「河口龍 […]

陶彫パーツ やり直し

今朝6時に工房に入りました。昨日から懸念している陶彫のパーツで、木彫の柱を支える土台になるものを作ってみました。2時間半かけて最初のイメージ通りのものをやってみましたが、これで木彫の柱が倒れずに保てるのかどうか不安が残り […]

週末と言えども…

本当は制作に時間を費やしたい週末ですが、雑用が多くてなかなかうまくいかないことがあります。昨晩、管理職組合の集会があって、その疲れが少し残り、今日は昼頃職場に行かなければならない用事もあり、夕方注文した陶土660kgが届 […]

工房制作 元年の思い

新作「構築〜瓦礫〜」をやっている過程で、気になるのは昨年作っていた「構築〜起源〜」の制作状況で、この時期にはどんなところまでやっていたのかということです。ちょうどこの時期に、土台となる箱状の立体9体に穴を穿っていたことが […]

ギリシャの島の思い出

「ギリシャのエーゲ海で、船が1週間に1度しかこない島があったっけ」と家内に言われて、そういえば滞欧生活から引き揚げて来る時に、トルコやギリシャを数ヶ月もかけて旅をしたことを思い出しました。たしか2年ほど前のブログに当時を […]

陶土の追加調達

前に購入してあった陶土が少なくなりました。毎週末に2点ずつ成形するペースでやっているので、200kgくらいの陶土はすぐなくなってしまいます。そこで今回は660kg購入することを決めました。今日、栃木県益子の明智鉱業に電話 […]

RECORD10月・11月アップ

毎日ポストカード大の作品を作り続けているRECORD。飽きもせず時と場合によっては無理やりやっている時があります。そんなRECORDの昨年の10月分と11月分がホームページにアップしました。10月は平行四辺形をベースに、 […]

工房に置く暖房機購入

昨日、身体を冷やしてしまった影響からか今日は体調が優れず、だるい状態が続きました。それでも午前中2時間陶彫の修整をやって、昼ごろ職場に出かけて、先週金曜日の終日出張のため出来なかった仕事を片付けてきました。2時間くらい職 […]

工房の寒さ対策

陶彫の制作をやっている工房は、農業用倉庫として建てたもので、内装がありません。断熱材もなければ天井板もありません。真夏は空調設備がないことで、汗の滴る環境に根を上げましたが、今日は寒さに身が縮む思いをしました。着込んでも […]

工房に籠もれる幸せ

今日から三連休です。月曜日はちょっと職場に顔を出さなければなりませんが、ともかく制作三昧の三連休がやってきました。今日は晴天で、工房の周囲にある木々は紅葉していて、青空に深紅や黄色の葉が映えていました。快い環境の中で、制 […]

座間市での研修会

今日、神奈川県公務員の管理職研修がありました。横浜から座間に出向き、終日職場を離れて研修に参加させていただきました。午前中は講演会がありましたが、職場とはまるで関係ないと思われた講演が、大きな視野で捉えれば、決して無関係 […]

詩人という存在

「瀧口修造全集」を相変わらず読んでいます。瀧口修造は詩人と認識して久しかった自分には、全集に掲載されていた自己を振り返る文章の中で、詩集を一冊も出版していない詩人だと自身を語っていられるのを読んで、職業人としての詩人とは […]

NOTE(ブログ)のアクセス

自分のホームページではブログのことをNOTE(ノート)と表記しています。毎日書く日記として、または雑記帳として考えているところもあって、NOTEという表記が気に入っています。ホームページとともに始めて3年目です。少しずつ […]

近隣住民の集会

自宅の近くに亡父の残してくれた植木畑があります。そこには農業用倉庫(工房)があるのですが、その畑と隣接した土地に巨大な介護施設が現在建設中です。重機が移動する時の地震と間違えるほどの揺れに悩まされている住民を対象に、建築 […]

私の中の彫刻の森美術館

箱根にある彫刻の森美術館。昨日「多田美波展」を見に行って思い出したことがあります。彫刻の森美術館は自分が大学の時に彫刻科で教壇に立っておられた故井上武吉先生が設計された施設です。ちょうどその頃、伊東にある池田20世紀美術 […]

箱根の「多田美波展」

箱根の彫刻の森美術館で「多田美波展〜光を集める人〜」が開催されています。知人から招待状を頂いたので、紅葉の箱根に行ってきました。昨日とまるで変って、今日は晴天に恵まれ、おまけに休日とあって渋滞が予想されました。そこで早朝 […]

荒天の週末を過ごす

工房に吹きつける風や雨の音を聞きながら、今日も朝から陶彫の成形です。職場で一緒に仕事をしている人が陶芸をやりに来ました。工房は解放しているわけではないのですが、関係者を気楽に誘っています。今日はボランティアの子も来ていて […]

秋色の風景を愛でる

朝晩めっきり冷え込んできました。この時季は毎年ブログに書いていますが、朝起きて窓を開けると外はまだ暗く、少し前までの明るさが嘘のようです。自宅も工房も周囲が植木畑なので、落葉樹の紅葉が始まっています。紅葉に色づく風景は大 […]

自分を取り戻す時間

一日のうち自分を取り戻す時間はどのくらいあるのだろうと考える時があります。まず、通勤電車の中で読書をする時間。かなり前から「瀧口修造全集」を読んでいます。ほんの僅かの時間ですが、美術論評に触れる貴重な時間です。帰宅してか […]

破片の点在する世界

現在制作中の陶彫は「構築〜瓦礫〜」というタイトルをつけて、陶彫による破片が点在する世界を表そうとしています。自分は作品をまとめすぎる嫌いがあって、今ひとつ大きな世界観を構築できないのですが、破片を無作為に点在させる場の演 […]

記号化された世界

クレーやミロの絵画に見られる象形文字のような記号は何を表そうとしているのか、それはモノの説明として書かれたものではなく、むしろモノから遊離した何かを描いたものとして理解しています。記号化された絵画です。そこに謎解きのよう […]

アトリエと工房

自宅には小さなアトリエがあります。公務員になった若い頃、憧れの陶彫はまだ出来ず、油絵を描いていた時期がありました。画架を立ててキャンバスを置いて、歯車のような抽象形をモチーフにした絵を何年も描いていたのです。彫刻を学んだ […]

週末の疲労感…

昨日の続きのようなブログの内容になってしまいますが、昨日余力を残して終わったはずの制作が、今日はどうやら疲労が溜まって全て中途半端になってしまいました。陶彫の制作はかなりの肉体労働です。それでも陶彫なら陶彫だけやっている […]

週末の制作リズム

週末になると陶彫制作が待っています。既に成形が終わったものを仕上げ、さらに新たに成形するという作業の繰り返しです。2点ずつやっていきます。充実していると言えば、これほど充実している時間はありません。飽きずにずっとこんなこ […]

叔母を偲んで…

母方の叔母が他界しました。母の弟である叔父と結婚したばかりの叔母は溌溂としていたことを今も思い出します。最近は病床にあって疎遠になっていましたが、叔母を偲んで母と共に弔問に出かけました。義父母、実父がここ数年の間に亡くな […]

RECORDは4つの楕円

11月のRECORDは4つの同じ大きさの楕円形を並べ、そこに展開する要素を盛り込んでやっていこうと決めました。画面にパターンを持ち込んで制作するシリーズは、残すところあと2ヶ月となりました。技法もパターン化して苦しい状況 […]

横浜の「大乱歩展」

横浜の「港の見える丘公園」にある県立近代文学館で、江戸川乱歩の展覧会を開催しているので見てきました。美術展と違い、原稿やら書籍の頁をめくったところをガラスケースに入れて展示する文筆家の展覧会は、自分にはちょっと躊躇すると […]

文化の日に相応しく…

文化の日に相応しく今日は制作三昧でした。一旦陶彫を始めてしまうと、タタラにした陶土の乾燥を確かめながら仕事を進めていくので、制作を休むことができません。2日前に成形した陶彫部品2点が、ちょうどよい硬さになっていたので、鉄 […]

飛び石連休雑感

昨日が日曜日、明日が文化の日。それで今日はしっかり勤務を要する日で、つまり飛び石連休に挟まれた仕事日でした。職場に行けば、昨日のことも明日のことも頭から消えて、目の前の仕事に忙殺されてしまうのです。疲れてぼんやり職場の天 […]

記憶に留めたい11月1日

今日から11月です。農業用倉庫として建てた工房で、今日は記憶に留めたい一日となりました。自分の彫刻デビューは陶壁でした。陶彫による表現が自分にとっては創作の原点になっているのです。前から工房で準備を進めていましたが、今日 […]