連休初日の躓き

さて、今日から5連休。朝から身も心も作品制作体勢になっていました。杉の柱に下書きして、これから荒彫りを開始する時になって、今まで使っていた鋸を取り出しました。柱にあてて挽いてみたら、あれ?何かヘン、と思って鋸の刃を見たら、あまりにもひどい状態でした。手入れをしていなかったせいで、刃こぼれをしていて、これで力任せに挽いても、いい仕事はできません。自分は恥ずかしながら鋸の目立てができないのです。父が生きていた頃は、父のところに通ってきている職人さん達が昼休みに地べたに座って鋸の目立てをコツコツやっていました。自分がやると砥石が均一にかからず、かえって鋸を駄目にしてしまうので、やらせてもらえませんでした。仕方ない、新しい鋸を買ってくるしかないと思って店に出かけました。亡父は自分の道具を後生大事に使っていて、工具の刃が短くなり、握りも磨り減っていました。そんな父を見て育った自分は、自分で工具を駄目にすると不甲斐なさを感じてしまうのです。連休初日はそんな躓きをしました。明日こそ心機一転、木彫を頑張りたいと思います。                 Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 頭の中のエスキース
    ひとつ立体作品のイメージが浮かぶと、スケッチブック等にエスキースをしてイメージを確かめながら、平面作品として残しておきます。一日1枚のペースで小さな平面作品を作り続けているRECORDの場合も同じで、立体作品のエスキース...
  • 週末 久しぶりの木彫
    久しぶりに鑿を握りました。新作に使用する赤松の柱8本のうち7本まで荒彫りが終わっているので、今日は最後の1本を彫りました。鑿を研いで精神を安定させ、夢中で作業を行いました。週末だけの貴重な時間と認識しているせいか時間が経...
  • 6月の制作計画
    6月になりました。梅雨の時季を迎えますが、じめじめして湿気の多い毎日は好きになれません。でもこの季節が陶芸には最適で、土がゆっくり乾燥するので、ひび割れが少ないのです。今月は来年に向けて新作を進める予定です。今年7月にギ...
  • 週末 作業場の変化
    朝から夕方まで工房で作業をしていると、さまざまな思いが浮かんできます。単純な木彫作業をやっているせいもあるのでしょうが、10数年も前に当時借りていた作業場で、ギリシャやトルコに現存するローマ時代の円形劇場や遺跡を発想の下...
  • 週末 「構築~瓦礫~」柱の接合
    図録のための写真撮影の関係で、新作「構築~瓦礫~」の完成を急いでいます。一応陶彫パーツはすべて揃いましたが、一番目立つ陶彫パーツ2点の窯入れがこれからです。この2点の乾燥を待って窯に入れていく予定です。ただしパーツが2点...

Comments are closed.