「安定感のある…」印象
2009年 9月 4日 金曜日
7月の個展に知り合いの臨床心理士夫妻が見えて、彼らなりに感想を述べていただきました。ご主人は自分の職場で働いている人で、管理職の立場からすれば大変頼りにしているスタッフのひとりです。彼によって支えられている人はたくさんいます。奥様も臨床心理士で介護系、とくにアルツハイマーの患者をカウンセリングしているそうで、聞き上手のプロと言うべきか、寄り添う会話によって人生を活性化させる専門家だそうです。奥様と自分は初対面でした。カウンセラーという職種の人は、話しやすい空気感をもっていて、個展会場でも話は弾みました。(というより私がよく喋ってしまいました)後でご主人に個展の感想を聞いて、自分のことながら「へぇ」と思ってしまいました。奥様は、私と作品を見て「安定感のある…」と言われたそうです。管理職の立場としては嬉しい限りです。アーティストとしては…複雑です。確かに決めた時間にコツコツと作業している自分は安定した精神状態をもっています。それが作品に表れ、いい意味でも悪い意味でも安定感が作品に出てしまうようです。人の心を感じ取れる人は、作品でも何かを感じ取れるのかと改めて思った次第です。来年また夫妻を呼びます。自分の心の変化を毎年確認したいと思っているからです。 Yutaka Aihara.com
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Tags: 作品, 個展, 展覧会
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