「構築シリーズ」に向けて

来年7月のスケジュールに入れていただいている「ギャラリーせいほう」での個展では、「構築シリーズ」をスタートする予定です。今まで「構築〜包囲〜」と「構築〜解放〜」に取り組んできましたが、「構築〜包囲〜」の発展したカタチをもう一度やってみたいと思っています。柱をピラミッドの骨格のように組み、その骨格が殻を破って突き出たイメージを思い描いているのです。殻には陶彫の破片を使います。陶彫は「発掘シリーズ」で使った技法です。陶土は過去の遺物、樹木は未来に向う素材として扱うことが自分の中で定着しつつありますが、それは大地にあって気象や環境によって質を変化させていくカタチをもたない土と、同じ状況であってもカタチを変化させていく木を、それぞれ自然にあるがままの素材に造形意図を入れて対峙させてみたいと思っているのです。どちらの素材も地球がもたらす恵みであることに変わりなく、それ自体でも美しい素材です。造形化する意味を考えながら、当初のイメージに制作を通して近づいていけたらと思っています。

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