Archives for the Month of 9月, 2009

RECORD8.9月分アップ

昨年この時期に作ったRECORDの8月分と9月分がホームページにアップしています。RECORDという作品はポストカード大の平面作品で、一日1点ずつ制作しているのです。いわば毎日の記録(RECORD)です。このブログと同じ […]

「土器の始まりと造形」展

一昨日、都立美術館、都現代美術館を見て歩き、最後に池袋に行きました。美術館のハシゴも3館までが限界だなぁと思うようになりました。学生の頃はさらに画廊を10軒ほど走るように回り、家に帰るか倒れるかという鑑賞姿勢を誇ったもの […]

東京の「伊藤公象展」

昨日、上野の「トリノ・エジプト展」を見た後、地下鉄で清澄白河駅まで行き、表題の展覧会を見てきました。あえて「東京の…」としたのは5月3日に茨城県笠間の陶炎祭に行き、その会場があった芸術の森公園で「伊藤公象展」を見ているか […]

「トリノ・エジプト展」にて

先日出かけた「海のエジプト展」に続き、今回は陸のエジプト発掘品で構成された「トリノ・エジプト展」を見てきました。海の場合と異なり、石碑の彩色や木製の棺等がしっかり残っていて、細部まで鑑賞できました。自分は石像に興味を持ち […]

途切れ途切れの制作

週末になると工房に入り、制作に没頭したいところですが、他の用事もあって、午前中2時間、午後2時間の途切れ途切れの制作になりました。自宅の近くに倉庫(工房)を建てたのが便利である一方、作業をほったらかしにして出かけられるの […]

職場の結束力を感じた日

横浜市の公務員である自分にとって、仕事とは何かを考えさせられる一日でした。もちろん民間企業のような業績が営利に結びつくことはありません。ただ一日の与えられた仕事をこなしていくだけと思われがちな公務員ですが、それぞれの部署 […]

秋の深まりに…

連休明けで職場にいてもボンヤリ過ごしていました。仕事はいろいろあるのに手がつけられずに、それでも時間がどんどん経って、気がつけば勤務終了。どうも秋になって空気が乾燥してきて、気持ちが緩んでいるように感じています。休みにな […]

連休の終わりに…

シルバーウィークは今日で終わりです。今日は土を練るつもりでいましたが、どうやら連日の疲れが出て、陶彫の作業は出来ませんでした。ずっと工房にいたのに、捨てるダンボールの紐かけをやって、結局一日が過ぎてしまいました。工房の整 […]

陶土購入 益子へ

連休後半は陶彫のために費やす時間を確保しています。今日は栃木県益子にある明智鉱業に陶土を買いに行きました。今まで郵送していただいていましたが、実際に店に行くのは久しぶりでした。自分は陶土を単身ではなく、複数の種類の陶土を […]

「海のエジプト展」にて

連休の3日目は美術館に行きたいと思っていました。彼岸で墓参りを済ませ、みなとみらい地区に行きました。連休なので混雑は仕方ないと決めて、予てより見たいと思っていた「海のエジプト展」に足を運びました。案の定、大変な混雑ぶりで […]

相原工房の出発

亡父の残してくれた畑の一部に倉庫を建てたのは7月でしたが、いろいろ整備をして、やっと作業ができる空間を作りました。倉庫に収納する荷物はまだまだありますが、今日そこで木彫の第一歩を踏み出しました。前に使っていた作業場より快 […]

連休初日の躓き

さて、今日から5連休。朝から身も心も作品制作体勢になっていました。杉の柱に下書きして、これから荒彫りを開始する時になって、今まで使っていた鋸を取り出しました。柱にあてて挽いてみたら、あれ?何かヘン、と思って鋸の刃を見たら […]

5連休をどう過ごす

明日からシルバーウィークの5連休が始まります。この始まる…という期待が何ともいいのです。始まってしまうと、すぐ終わってしまいます。今日はウキウキの前日なので、5連休の作品制作計画を立てようと思います。まず2日間は「構築〜 […]

琴平電鉄「八栗駅」

香川県高松市に行ったのはかなり前のことですが、地方のローカル線で気に入っているのが琴平電鉄です。小さな電車に揺られながら、八栗駅で降り、そこから石材店の並ぶ路地を歩いて、牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館に行きました。近くに […]

「流政之作品論集」

彫刻家流政之を知ったのは高校生の時でした。書店で立ち読みした美術手帳に彫刻写真が掲載されていて、若かった自分はカッコいいなぁと思ったように記憶しています。美大の彫刻科に入って彫刻を本格的にやり始めた頃、西武美術館で「流政 […]

闇の世界を描く漫画

今晩のNHKプロフェッショナルでは、漫画家井上雄彦の仕事を取り上げていました。自分はあまり漫画を読む方ではないのですが、唯一「バガボンド」や「リアル」を愛読しています。作者の仕事に対する熱情や真摯な姿勢が創作に表れている […]

メジャー記録達成に思う

スポーツではオリンピックやワールドカップ等で心が高揚し、選手の輝く一瞬を感じ取って、自分も爽やかな気分になります。でも今日ほどの気分は今までにありません。米メジャーリーグでイチローが打ち立てた9年連続200本安打という途 […]

「構築〜瓦礫〜A」

倉庫の片づけが一段落し、ついにと言うべきか、ようやくと言うべきか、新作に取りかかることになりました。前のブログに書いた陶彫の瓦礫の山から突き出ている数本の柱。まず、杉材の柱を購入してきました。節や裂け目の多い間伐材です。 […]

写真の持つ遊戯性

自分の作品をずっと撮りつづけている2人のカメラマンが自宅に来ました。完成した倉庫を見せた後、いつものように楽しい会話になりました。彼らは今年の個展に出品した「構築〜起源〜」「発掘〜赤壁〜」の写真ファイルを届けに来てくれた […]

作品が醸し出す多様性

何年か前に横浜市民ギャラリーに作品を並べていた時、ひとりの鑑賞者から「これはテロに対する抗議か?」と聞かれたことがあります。爆風で半分壊れたような陶彫による都市は、あるいはそんな捉え方ができるのかもしれません。9月11日 […]

「眠い」と「頑張らない」

去年の今頃は何をしていたのか、2008年のブログを開けてみると、眠さに誘われてどうしようもないようなことが書いてありました。さらに2007年のブログはどうか、ここにも頑張らないでやっていこうというようなことが書いてありま […]

岡本太郎の本

岡本太郎著による本はシリーズ化したもので5冊あります。いずれもみすず書房から出版されています。自分の若い頃は、この芸術家のアヴァンギャルドな理論や行動が羨ましく思えて、また著作に影響されてきました。彼の造形作品にはあまり […]

争訟研修に参加して

横浜市公務員が申し込んで受けることの出来る研修の中に、管理職のための研修があります。管理職として必要な知識等を学ぶ機会は数多くありますが、今日は争訟に関する研修に参加してきました。弁護士から様々な判例が出されて、それらを […]

石ころ・流木・骨・貝殻…

自宅の小さなアトリエに、アフリカをはじめとする各地のお面や陶器があります。20代の頃から集めてきたものです。買ったものもあれば拾ってきたものもあります。やっと持ち上げられるくらいの大きな流木に、自分が白くペイントしてオブ […]

週末のひと時

週末は倉庫の片付けやら、近隣のスポーツクラブに水泳に行ったりしながら、あっけなく過ぎていきます。作品の構想を練りながら行動しているので、時間がいくらあっても足りないと感じます。RECORDの彩色とこのブログも欠かさずやっ […]

「瓦礫」陶彫の破片

新作では、殻を打ち破った樹木が上昇していく漠然としたイメージがあります。自分が調合している陶土が焼成で黒くなる影響もあるのでしょうが、作品全体のイメージは黒っぽい色彩で覆われています。陶彫は瓦礫の山となっていて、かつて作 […]

「安定感のある…」印象

7月の個展に知り合いの臨床心理士夫妻が見えて、彼らなりに感想を述べていただきました。ご主人は自分の職場で働いている人で、管理職の立場からすれば大変頼りにしているスタッフのひとりです。彼によって支えられている人はたくさんい […]

「構築シリーズ」に向けて

来年7月のスケジュールに入れていただいている「ギャラリーせいほう」での個展では、「構築シリーズ」をスタートする予定です。今まで「構築〜包囲〜」と「構築〜解放〜」に取り組んできましたが、「構築〜包囲〜」の発展したカタチをも […]

RECORDは「三角形模様」

今年のRECORDはカタチの繰り返しによって、画面を構成しています。今月は同じ大きさの三角形を4つ配置して、それをベースに平面作品を作っていく予定です。三角形は好きな図形で、かつて陶彫でもピラミッドを作っています。とくに […]

9月にやるべきこと

9月になりました。先月は新築された倉庫に陶芸窯が入りました。職場で5日間の夏季休暇をいただき、新潟県のアート・トリエンナーレや群馬県の博物館、静岡県の美術館、そして長野県の池田宗弘先生宅に行ってきました。読書ではA・ブル […]