記念すべき築窯の日

先月は自分にとって記念すべき倉庫建設がありました。今日はその倉庫に窯がやってきて設置をいたしました。窯は前開き、容量12kWの電気窯で、炉内は600×600×750(mm)です。ちょっと驚いたのが制御盤で、前に使っていたものより小さくて軽量になり、扱いも簡単になっていました。還元が出来る装置もありました。新しいものはいいなぁと思いました。陶芸の焼成の面白さでいけば究極のところ登り窯に尽きると思います。薪の火の通りを見ながら温度を上げていく醍醐味と、窯出しでわかる釉薬の流れや緋色の面白さは意外性があってハマッてしまいます。ただし自分にとって陶は彫刻の素材の一部なのです。釉掛けをせず、焼き締めだけでカタチを極めます。それなら手間のかからない電気窯で充分だと思うようになりました。横浜の真ん中で薪を焚くには少々無理なところもあるという理由もあります。ともかく倉庫建設に続いて、今日が自分にとっては記念すべき築窯の日になりました。Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 週末 土練り&彫り込み加飾 やっと週末になりました。今週はウィークディの仕事の休憩時間を使って、論理学の書籍を読み続け、NOTE(ブログ)に読んだ箇所の引用文章を毎晩掲載していました。よく読み込むと難解と思われるところも意外に […]
  • 12月RECORDは「円環の風景」 「~の風景」と題名をつけるのは今月が最後ですが、はたして風景という付加した題名にどのくらいの意味があったのか、自分で考えておきながら疑問が残ります。今までも風景を想定したRECORDを作ってきたので […]
  • 建築家等からの意見・感想② 「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 […]
  • 7月RECORDは「螺旋の風景」 通勤中に読んでいる「ヨーロッパの形 螺旋の文化史」(篠田知和基著 […]
  • 週末 新しい作品へ向けて 個展終了から早くも1週間が経ちました。間を開けずに新作を作り始めるのが私の流儀です。ちょっと休みたい気分になりますが、休息を入れるのは新作を作り始めてからと決めているのです。実際、新作の陶彫部品のひ […]

Comments are closed.