オブジェとしての椅子
2009年 6月 19日 金曜日
機能を持たないモノがオブジェで、家具のように日用品として使われているモノはオブジェとは言いませんが、椅子には不思議な魅力があってオブジェとしても鑑賞に耐えうるモノがあるように思います。マッキントッシュの椅子は美しさを追求していて、座りやすさはどうなんだろうと疑問を持ちます。ガウディの椅子も同じです。今日アンコール放送されたNHK番組「美の壺」を見ていて、人間が一番使う椅子が彫刻的な美しさを持ったフォルムをしているのに気づきました。知り合いの美大生が2年前に独特なフォルムの椅子を作っていたこともあって、自分も俄に椅子に興味を覚えています。座りやすさを追求し、それでもなお美しいフォルムの椅子。工業デザイナーの中には椅子の魔力に憑かれている人もいます。自分も一度作ってみようかなと誘惑されそうな魔力です。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 「中空の彫刻」読後感 「中空の彫刻」(廣田治子著 […]
- 週末 創作へのモチベーション 昨日までは梱包用木箱作りと陶彫部品の梱包に励んでいましたが、今日は来年に向けた新作の陶彫制作を行うことにしました。今月の個展が迫っているので、その準備として梱包をやっていたのですが、そればかりやって […]
- 「結語」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「結語」の「1 木彫と陶器」「2 親密な環境における彫刻」「3 […]
- 21’図録の完成 5月30日に個展用の図録を作るための撮影を行い、今日新しい図録1000部が自宅に届きました。図録は16冊目になりますが、毎回同じサイズ、頁数で作っています。図録は前頁カラー版で正方形の冊子になります […]
- 週末 木箱に収納開始 週末になりました。週末になると今週の創作活動のことを書いていて、個展に向けた進捗状況を述べさせていただいています。陶彫部品を梱包する木箱が15個完成し、今週からその木箱に陶彫部品を2・3点ずつ収納し […]
The entry 'オブジェとしての椅子' was posted
on 6月 19th, 2009
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.