東京の「阿修羅展」

連日多くの観客で賑わっている「阿修羅展」に行ってきました。混雑を避けて閉館間際に飛び込みましたが、開館時間が延長していることを知っている人たちも多く、入場してみるとやはり阿修羅像の周りはたくさんの人がいました。阿修羅像は昨年の夏に興福寺で見ていますが、東京の国立博物館で見る阿修羅像は印象がまるで違いました。まずライトアップ。金色に輝くと言っては言い過ぎかもしれませんが、阿修羅像が置かれている舞台がポゥと明るくて何か別の空間に置かれているような錯覚を覚えました。それから興福寺の宝物館では見られない阿修羅像の背後。正面の顔の左右にある二つの顔が背後から見ると左右に分かれた横顔になり、その美しさにしばらく時を忘れてしまいました。背中もすっきりとした美しい面をしていて、これを見るために東京上野までわざわざ来たかいがあったと思ったほどでした。   Yutaka Aihara.com

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