心の声を聴く

一日の大半を過ごしている職場では、たくさんの情報が飛び交う中、それらを整理し、まずどこから着手するかを判断して仕事に臨みます。仕事に優先順位をつけているのです。そうした情報の坩堝の中でやっている自分は、週末だけは外からの情報を入れずに、自分と向き合っていたいと切望しているのです。自分に問いかける行為は創作には必要なもので、心の声を聴いて、そこから湧き上がるイメージを捉えたいと考えます。創作行為には時に引きこもる時間があって、じっと部屋で蹲っていたいと常日頃から思っています。慌しく動いている日常の時間の中では、モノを作ることやモノ作りに到達する思考錯誤さえ考えられないと感じています。
Yutaka Aihara.com

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