出品作品のメンテナンス

19日に群馬県高崎市に運搬する「発掘〜鳥瞰〜」を倉庫から出して、梱包を解いて破損がないかどうか確認しました。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に出品してから3年が経っています。部分的な修復をして再び梱包しました。19日の搬入に備えて作品は倉庫に戻さず、とりあえず車庫に入れておきました。個展等で出品した作品は時々メンテナンスをする必要を感じますが、なかなか時間が取れません。今日も新作の陶彫を作る傍ら、必要に迫られてメンテナンスをしたのです。保存状態が悪い場合はそれこそ大変です。自分の作品では、陶彫部分の変化はありませんが、木材の部分にカビやヒビ割れがある場合があるのです。新作と同時進行した今日のスケジュールはもう多忙極まりないといった具合でした。先日ブログに書いた間際人間の集中力で今日を乗りきった感じです。明日は新作の制作継続です。   Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 風薫る5月初め 5月になりました。今日と明日は通常出勤なので、今日は連休に挟まれているものの職場でしっかり仕事をしています。この時期は重要な調査を抱えているので、2日間の出勤はやむを得ないと思っています。5月は風薫 […]
  • 「構築~楼閣~」について 今年7月の個展で発表する木彫と陶彫による作品の題名を「構築~楼閣~」にしました。「楼閣」とは高い構えの建物という意味です。現在制作中のこの作品は、昨年発表した「構築~瓦礫~」のように割れた球体をいく […]
  • 京都 1年ぶりの再会 京都には滞欧時代によく遊んだ版画家の渡辺聖仁さんが住んでいます。昨年は久しぶりに会って旧交を温めましたが、今年は1年ぶりの再会です。まず自分の図録を渡して個展の報告。すると渡辺さんも11月に名古屋で […]
  • 陶彫を始めた原点を探る 自分の個展の図録には粘土を石膏に変えて保存するのではなく、粘土のまま保存できる技法として陶彫を選んだという主旨を書いています。これは当時から本当に素直な気持ちでそう感じていました。でも陶彫というもの […]
  • テーブル彫刻について 陶彫によるテーブル彫刻を以前作ったことがあります。テーブルを大地と考え、テーブルの上面をプラス、下面をマイナスとして両方に立体が伸びていくようにしました。むしろ地下に埋もれている部分を表現したくてテ […]

Comments are closed.