見えない部分の造形
2009年 3月 8日 日曜日
絵画と異なり彫刻は四方八方、つまり360度どこからでも鑑賞できます。作品に裏側がないと言っても構わないと思います。加えて陶彫はたたら状(板状)にした面で囲んで立体にするため内側も作品の部分となります。陶彫は面で構成された彫刻のひとつです。ましてや自分の作品は穴が多数開いているため内側が見えるのです。厚板で作っている土台も穴があるため内側が見えます。見える見えないは別として、自分は見えない部分も造形しています。そこがディスプレイとは異なるところかなと思います。彫刻は作品の見え方よりも立体としての考え方を鑑賞者に提示していると自分は考えています。今日の作業はその見えない部分の制作をしていました。実際の展示では隠れてしまうところです。時間をかけて見せない細工を丹念に行った一日でした。 Yutaka Aihara.com
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Tags: 作品, 制作, 展覧会, 陶彫
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