アイヌ文様の新鮮さ
2009年 2月 20日 金曜日
NHK教育テレビ「美の壺」でアイヌ文様を扱っていました。自分もかつて北海道に行った折にアイヌの村に立ち寄って、木彫の日用品や服に施されたアイヌ文様を見てきました。まさに番組で紹介された通り、奔放なデザインで緻密な細工という感じを受けました。渦巻き文様は自分の大好きなカタチで、自作の陶彫の加飾やRECORDのテーマにも再三使っています。アイヌ文様はこうした渦巻きや植物の棘を抽象化した様々なパターンによる文様があって、その大胆さはハッとするほど新鮮な感動を与えてくれます。制作に行き詰った時は、民俗的で土着性の強いデザインが、自分の迷いを打開してくれることがしばしばあります。アイヌ文様は魔よけとしての意味があると番組で聞きましたが、自分が20代の頃に旅したルーマニアのマラムレシュ地方にも同じような意味合いの文様があったと記憶しています。それは彫刻家ブランクーシによって抽象作品として受け継がれ、当時の彫刻界に新しい風を起こしました。アイヌ民族からも彫刻家が出ていますが、アイヌ文様が基盤にあって、そこに現代性を持ち込んでいるのではないかと推察しています。 Yutaka Aihara.com
関連する投稿
- 頭の中のエスキース
ひとつ立体作品のイメージが浮かぶと、スケッチブック等にエスキースをしてイメージを確かめながら、平面作品として残しておきます。一日1枚のペースで小さな平面作品を作り続けているRECORDの場合も同じで、立体作品のエスキース... - 6月の制作計画
6月になりました。梅雨の時季を迎えますが、じめじめして湿気の多い毎日は好きになれません。でもこの季節が陶芸には最適で、土がゆっくり乾燥するので、ひび割れが少ないのです。今月は来年に向けて新作を進める予定です。今年7月にギ... - 休庁期間の制作開始
今日から1月3日まで休庁期間に入り、横浜市公務員としては暦通りの休みがとれます。現在の職場に異動してきて6日間も休むのは初めてです。早速朝から工房に行って制作開始です。朝のうちはRECORDの彩色をやりました。RECOR... - 「瓦礫A」荒彫り終了
昨年のブログを読むと、「起源」の柱の彫りの進み具合のことをよく書いています。ブログはもちろん万人に公開しているものですが、自分の制作工程のメモとして活用していて、現在の作品の進み具合をリアルタイムで報告しています。今日は... - 10月の目標設定
10月になって、クールビズから一変してネクタイ着用で職場に出勤しています。月初めはいつも目標を定めて創作活動に励む心構えでいます。計画倒れになることも多いのですが、それでも1ヶ月くらいの目標設定が自分にはちょうどいいとこ...
Tags: RECORD, カタチ, 作品, 制作, 木彫, 陶彫
The entry 'アイヌ文様の新鮮さ' was posted
on 2月 20th, 2009
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.