「アヴァンギャルド・チャイナ」展

大阪国立国際美術館で現在開催している「アヴァンギャルド・チャイナ」展を見てきました。前に東京で開催していたのですが、見損なっていました。今回は巡回中の大阪の美術館で見られる絶好の機会になりました。中国は文化大革命以降、欧米の現代美術の動向を受け入れ、短期間の間に様々な試みをやってきたのが今回の展示内容でよくわかりました。自分の心に残った作品はスン・ユアンとポン・ユウの共作による「老人ホーム」です。これは13組の電動車椅子に乗った人物大の樹脂製人形が展示会場を動き回るもので、人形はいずれもリアルな多国籍の老人たちです。車椅子の動き回る音だけが沈黙の会場に響きわたり、異様な空間を作っていました。解説には「死体派」という異名をもつとありました。「シニカル・リアリズム」と称される人物の冷ややかな顔を描いたファン・リジュンの絵画も印象的でした。今後の中国現代美術の動向に注目していきたいと思いました。        Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 週末 後輩たちのグループ展
    今日の午前中は工房で制作。「発掘~混在~」の表層の彫り込みに四苦八苦していました。時間がかかるのは承知していましたが、こんなにも時間がかかるとは思いもよらず、この調子でいくと畳大6点が今月中に終わるかどうか怪しくなってき...
  • 週末 AM制作、PM美術館巡り
    今日は午前中に「発掘~混在~」の木彫レリーフの下書きを行い、午後は家内と東京の美術館巡りに行きました。制作工程では今日から木彫の予定ですが、意欲に弾みをつけたかったことと、彫刻家の池田宗弘先生から「DOMANI・明日展」...
  • 相原工房スタッフの遠足
    今日は快晴に恵まれた一日になりました。相原工房に来ている若いスタッフ3人を連れて、静岡県長泉町にあるクレマチスの丘に行ってきました。言わば工房スタッフによる遠足です。東名高速の海老名サービスエリアで朝食をとりました。有名...
  • 「もの派」を考える
    素材に何も手を加えず、ギャラリーの空間に放置する展示方法を自分はどのように考えるか、現代に至る造形思想史を辿れば、「もの派」の登場した背景がわかりますが、これを美術に関心の薄い人々はどう見るのでしょうか。もっとも私の非対...
  • 代休 美術館と浅草散策
    9月3日(土)が出勤日だったため一週間遅れの今日を代休にしました。年間計画のもとで組織的に代休にしてあるので、今日の職場は閑散としているはずです。私も今日は出勤せず、代休を利用して後輩の彫刻家が二科展に出品しているので見...

Comments are closed.