Archives for the Month of 2月, 2009

2月の終わりに…

今日で2月が終わります。昨日は雪混じりの天候でしたが、今日は晴れが戻ってきました。多忙な週末がやってきて、制作が佳境に入っています。陶彫の土台作りでレリーフ状に彫る部分を終えました。土台は分解と組み立てが容易に出来るよう […]

横浜のコットンハーバー

自宅の近隣にあるスポーツクラブで知り合った人が、横浜ベイエリアのコットンハーバーという高層マンションに住んでいるので見に出かけました。同じマンション内にパーティールームがあって、そこにスポーツ仲間が集まって、飲んだり歌っ […]

遺跡出土品と出会う企画

群馬県高崎市から招待出品の依頼を受けて、「発掘〜鳥瞰〜」を来月19日に搬入することになりました。全部で6人の彫刻家が選定されたようです。自分がこの展覧会に興味を持ったのは、高崎市観音塚考古資料館の収蔵品と同じ空間に現代彫 […]

屏風と襖絵

日本画の表現媒体である屏風と襖絵。日本家屋の中で室内を装飾する重要な要素です。屏風は空間を仕切る衝立として用途があって、しかも折り畳めて仕舞いこむことができます。狭い空間を巧みに利用した素晴らしい発明品だと思います。屏風 […]

横浜の「田渕俊夫展」

同じ日本画家と言えど加山又造と田渕俊夫はまるで異なる個性を持った大家と言えます。同じ水墨画でも加山芸術が岩肌に打ちつける波濤のような華麗さがあると思えば、田渕芸術は静寂な森林や草原に爽やかな風を送る微細な世界観があります […]

東京の「加山又造展」

時を同じくして日本画の大家2人が個展を開催しています。2人とは加山又造と田渕俊夫です。まず今日は東京六本木の国立新美術館でやっている「加山又造展」の感想を書きます。加山又造は日本画の画壇で三山(東山・平山・加山)と言われ […]

窯の業者との打合せ

今日は朝早くから制作に取り掛かりました。午後から自宅に陶芸窯の業者がやってくるので、今日の制作予定を午前中にクリアしなければなりません。時間は勢いよく過ぎていきました。午前中の4時間が10数分のように感じました。午後は業 […]

貴重な週末の制作

3月22日に夏の個展用の作品撮影をすることになりました。また図録を準備する予定です。撮影する作品は1月に横浜のグループ展に出品した「構築〜起源〜」と現在制作中の陶彫作品です。タイムリミットが設定されたので、陶彫作品の完成 […]

アイヌ文様の新鮮さ

NHK教育テレビ「美の壺」でアイヌ文様を扱っていました。自分もかつて北海道に行った折にアイヌの村に立ち寄って、木彫の日用品や服に施されたアイヌ文様を見てきました。まさに番組で紹介された通り、奔放なデザインで緻密な細工とい […]

転寝で見た夢

今日は珍しく仕事が少なくて、うつらうつらと眠くなるような時間がありました。帰宅してからも転寝をして先ほど目が覚めたところです。転寝で見た夢で、記憶の中に仕舞いこまれた風景や日常が立ち現れて、自分の無意識で勝手なアレンジを […]

閉塞感の中のRECORD

職場の仕事机の傍らに描きかけのRECORDを持ち込んでいます。パソコンや書類に占領されている机ですが、ちょっと時間と空間があればRECORDを作っています。RECORDとは一日1点作り続けている平面作品でポストカードくら […]

花粉症の季節

「梅は咲いたか桜はまだかいな」という季節になると、鼻がムズムズしてきます。自分は軽い花粉症でマスクをするほどではありませんが、時々不快感があります。週末に杉材を彫っているせいではないかと思いましたが、実はこの時に症状は出 […]

大阪のニューハーフたち

毎年この時期に大阪に出かけているので、職場の仲間と連れ立って夜のコースを楽しんでいます。梅田にあるニューハーフ・バーに行って、トークやステージショーを満喫しているのです。「JACK&BETTY」という店は健全な料金でやっ […]

「アヴァンギャルド・チャイナ」展

大阪国立国際美術館で現在開催している「アヴァンギャルド・チャイナ」展を見てきました。前に東京で開催していたのですが、見損なっていました。今回は巡回中の大阪の美術館で見られる絶好の機会になりました。中国は文化大革命以降、欧 […]

大阪・劇団四季「オペラ座の怪人」

職場の仲間と大阪に研修に行くことになり、梅田の大阪四季劇場で上演中の「オペラ座の怪人」を観ました。前に下野昇叔父が出演した「CATS」を観たことがあり、劇団四季の舞台は久しぶりでした。開演早々豪華な装置や衣裳に目が奪われ […]

起伏の多い地形

自宅から職場まで通う道すがら思うことは、この横浜郊外の地形のことです。起伏に富んだ地形で丘陵が多く、また山が開発された名残りとして切り立った崖もあります。相模原の方に行くと地形は平坦になっていくように思いますが、ここ横浜 […]

横浜の「絹谷幸二展」

地元横浜のデパートで「絹谷幸二展」が開催されているので見てきました。独特な色彩はますます冴えわたり、補色同士のぶつかり、構成のメリハリが圧倒的な力で迫ってきました。絹谷絵画は、日本人好みの肌理が細かく渋く地味な絵画という […]

下野昇リサイタルに寄せて

声楽家下野昇は家内の叔父です。ちょうど家内と付き合いだした大学4年生の頃、初めて東京文化会館でのリサイタルに連れて行かれ、声量の凄さに驚いたことを覚えています。その頃、叔父は小沢征爾指揮によるオペラに出演もしていて雲の上 […]

RECORDシーズン2アップ

昨年の2月からRECORDの2年目のシーズンが始まって、今年の1月に完了しました。とりあえず2月分と3月分をホームページにアップしましたのでご覧ください。2月は三角形を、3月は正方形をそれぞれ基本にした構成的な作品を作り […]

とりあえず格子文様

先月や今月のRECORDで格子文様をやっているためか、立体作品にも格子文様が登場してしまいます。イメージが格子に囚われていると言っても過言ではありません。格子は美しいと感じたことが頭の中で繰り返され、何か作ろうとしても、 […]

バイオリズムと作業

いつぞやブログに書いた記憶がありますが、今日は一日のバイオリズムを考えながら過ごしました。丸一日自分のために時間が使える日は貴重な一日で、とことん作業をやっていたいのですが、気分や集中力に限界があって、思ったようには出来 […]

陶彫新作の土台作り

陶彫は数点の窯出しが終わって、まずまずの仕上がりです。これからこの陶彫を組み合せた部分が置かれる土台を作ります。土台と言っても全体の8割を占める作品の一部で、かなり重要なところです。土台は厚板にレリーフを彫り、砂マチエー […]

アフリカンデザイン

新聞記事にアフリカの色彩やカタチを取り入れたファッションが掲載されていると思わず目がいきます。アースカラーや原色に近い色彩に魅かれ、また単純化されたカタチが大好きで、ドロ臭い情感がモダンにアレンジされていると、それだけで […]

RECORDの新シーズン

今年の1月からシーズン3になるRECORDを始めています。RECORDとは、ポストカード大の平面に毎日1枚ずつ作品を作っていく仕事を言います。RECORDも3年目ともなれば習慣化しているはずですが、創作的な仕事のためか時 […]

ドナルド・ジャッドの箱

現代彫刻は空間についての概念を学ぶものだということを大学を卒業した後になって知りました。これはもう哲学と言っていいもので、空間の捉えを思索し、個展の場で画廊の空間にそのコンセプトを表出させるものです。そうした考え方に立た […]

彫刻という不可解なモノ

自分はどうして彫刻を作るのか、ブログにも度々書いていることですが、やはり自問自答を繰り返しながら、この不可解なモノに拘り続けているのです。彫刻で生計を立てられることはなく、むしろ膨大な時間とそれに費やす労働の蓄積で出来上 […]

久しぶりの窯入れ

陶彫が始まり、少しずつパーツが出来上がっています。自分の陶彫による作品はパーツをたくさん作って、それを組み立てて大きな作品にまとめていくのです。まずパーツ作りは土練り、たたら(または紐)、成形、加飾、乾燥、表面処理(化粧 […]

時間と場所の共有

創作活動は孤独な作業を伴い、時に思索にふけることがあります。自分ひとりで空間を占有したい場合もありますが、慣れがなせる業かどうかわかりませんが自分は誰かが隣で作業していても気になりません。いや、自分の気持ちが許せる人とな […]