現代彫刻の評論集より
2008年 12月 24日 水曜日
今愛読しているのは酒井忠康著「魂の樹」。副題に「現代彫刻の世界」とあります。書店でまず訪れるのは美術分野の棚で、並んだ書籍の中から現代彫刻という文字を見つけると、さっと手に取って即刻購入したくなるのが自分の癖です。この本もページをめくった瞬間に若林奮、保田春彦等の彫刻作品の写真が眼に飛び込んできて、そのままレジへ持って行きました。大学時代に校内でよく見かけた若林先生や保田先生の作品にどんな論評がつけられているのか気になったのです。さっそく若林先生に関する彫刻都市論を読んだところで、あれ?これは若林作品だけを論じた「犬のなった彫刻家」に掲載されている文章と同じだ、ということになったのですが、それでも現代彫刻の世界を多角的に捉えていて、とても楽しんで読んでいます。とくにヨーロッパの作家に関する情報と論評に興味が沸きました。 Yutaka Aihara.com
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