払拭できない具象のイメージ

ポストカード大の平面作品を毎日描いているRECORD。今シーズンは1ヶ月ごとに幾何形体をひとつ決めて、それをもとに日々思いつくイメージを作品にしています。正方形や三角形、円といった定規で作るカタチを画面に入れて、そこからイメージをしていくのですが、構成的な作品になる時もあれば、別の世界に囚われてしまう時もあります。今月は凹形をテーマにしていますが、先月の半円形あたりから具象絵画のような要素が現れて、今も具象傾向を払拭できないでいます。個展で発表している陶彫の「発掘シリーズ」も抽象形態でありながら、都市という具象性をもっています。完全なるカタチのためのカタチになりきれないところが自分にはあると感じています。それはあるいは素材によるところもあるのだろうと思います。自分が扱っている陶土や木は、論理的な仕事に徹し得ない情感のようなものが出てしまうのです。それでよしとする自分の仕事は、具象作品と呼んでいいのかもしれません。                            Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 2008年HP・ブログのまとめ
    今日で2008年が終わります。今年を振り返ると、7月の個展の後に新作の制作に入りましたが、公務の研修が多くて例年より制作が捗らず、今も継続中です。平面作品のRECORDは2年目に入り、これも継続中です。陶彫作品はまだカタ...
  • 「構築シリーズ」に向けて
    来年7月のスケジュールに入れていただいている「ギャラリーせいほう」での個展では、「構築シリーズ」をスタートする予定です。今まで「構築〜包囲〜」と「構築〜解放〜」に取り組んできましたが、「構築〜包囲〜」の発展したカタチをも...
  • RECORDは「三角形模様」
    今年のRECORDはカタチの繰り返しによって、画面を構成しています。今月は同じ大きさの三角形を4つ配置して、それをベースに平面作品を作っていく予定です。三角形は好きな図形で、かつて陶彫でもピラミッドを作っています。とくに...
  • 陶彫によるRECORDの構想
    ポストカード大の平面作品を一日一枚ずつ作っているRECORDはもうすぐ2年が経とうとしています。昨年の12月頃作ったRECORDには半立体になった作品があります。平面に板や厚紙を貼り付けてレリーフ状にしたものです。この週...
  • 2つの新作の同時進行
    今年の個展で発表した「構築~瓦礫~」の発展したカタチは、来年の個展に発表する予定ですが、それはそれとして、さらに先をいく新作を考えているところです。今回は時間が許す範囲で来年と再来年の新作を同時に進めていく計画があります...

Comments are closed.