「構築〜起源〜」全体構成

畳9枚分の大きさの厚板を床に敷き、116本の柱をすべて立てて配置を考えました。今日はそんなことで一日が終わってしまいました。実際に彫ったり修整したりする作業は後回しです。柱に彫り込んだカタチを見ながら、隣り合う柱と柱のバランスやメリハリを考えて、柱の配置換えをする作業は、部分を作る作業より骨が折れます。全体構成は今日のうちにやっておかないと、次の機会は図録撮影か、または搬入の時しかありません。やはり全体の把握に雛型はとても役に立ちました。それにしても毎度のことながら集合彫刻は組み立てから分解までかなり時間を要します。自分が選んだ方法だから文句の言いようもありませんが、搬入時にはまた人の手を煩わせることになりそうです。

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