Archives for the Month of 12月, 2008

2008年HP・ブログのまとめ

今日で2008年が終わります。今年を振り返ると、7月の個展の後に新作の制作に入りましたが、公務の研修が多くて例年より制作が捗らず、今も継続中です。平面作品のRECORDは2年目に入り、これも継続中です。陶彫作品はまだカタ […]

手作りの年賀状

ここ2年の間に父と義母が相次いで他界したので、しばらく年賀状は作りませんでした。来年は何とか年賀状が出せそうなので、今日年賀状のデザインを考えて、久しぶりに年賀状を作りました。最近は写真をパソコンに取り込んで印刷した年賀 […]

携帯電話の買い替え

自分は電話とメールくらいしか使わない携帯電話ですが、家内は映像や音楽のダウンロード、ゲーム等携帯電話の機能をフルに活用しています。初めは携帯電話なんて嫌いと言っていたのに、一度持ち出したら手放せなくなっているようです。1 […]

凝縮した時間を生きる

砂のマチエールに関わって今日も一日が終わろうとしています。作業場に朝入ると、あっという間に夕方がやってきます。まさに凝縮した時間を生きている感じです。何も考えずに手先だけを見つめて7時間、それが一瞬とも思える7時間です。 […]

08年末の砂のマチエール

今年も例年の通り、新作の平面部分に砂を硬化剤で貼り付ける作業がやってきました。いつも暮れの押し迫った頃にこの作業をしています。昨年も一昨年もテーブル彫刻のテーブル部分に当たる厚板に砂を貼っていました。今年は床から杉の柱が […]

奄美大島のタンカン

家内の叔父が奄美大島から送られてきたタンカンを届けてくれました。今年春に訪れた奄美大島。家内の血縁をひく嘉徳の村より送られてきたものだそうで、本土では貴重な柑橘類になります。表面はでこぼこしていて、ちょっとデコポンに似た […]

「セザンヌ主義」展

地元の横浜美術館による企画展「セザンヌ主義」に行ってきました。クリスマスのみなとみらい地区はさぞや混んでいるだろうと思って覚悟して出かけましたが、あにはからんや不況の影響なのか、思ったほどの混雑はなく、当美術館の企画展も […]

現代彫刻の評論集より

今愛読しているのは酒井忠康著「魂の樹」。副題に「現代彫刻の世界」とあります。書店でまず訪れるのは美術分野の棚で、並んだ書籍の中から現代彫刻という文字を見つけると、さっと手に取って即刻購入したくなるのが自分の癖です。この本 […]

彫り跡の処理

116本の杉の柱の修整彫りに入りました。新作「構築〜起源〜」の土台から立ち上がる柱は表現上重要なもので、この処理をどうするかで作品の印象が違ってきます。構築シリーズは3年目になりますが、工芸的な印象を避けるため、意図的に […]

職場のプレゼント交換

今日は職場の納め会でした。プレゼント交換を企画したので、それぞれ工夫を凝らしたプレゼントを用意しました。昔の職場で同じような企画があって、自分は父が丹精こめた植木を鉢植えにしてプレゼントにしていました。当時鉢植えの植木は […]

新作の土台作りが佳境

今日「構築〜起源〜」の土台部分に当たる9畳大のテーブルが完成しました。年末の休庁期間にこの土台に砂を硬化剤で貼り付けて、油絵の具を染み込ませる作業を行う予定です。朝からたっぷりと作業をしたせいで、身体がくたくたです。精神 […]

「養老天命反転地」を思い出して…

NHK番組の「ミューズの微笑み」を見ていたら、岐阜県にある「養老天命反転地」を取り上げていました。ずいぶん前に自分もこの公園(?)に行ったことがあります。斜面に建築とも遊具ともとれるオブジェが点在し、一回りしたら結構歩き […]

忘年会の季節

忘年会の季節になりました。職場でも忘年会が立て続けにあります。夜の繁華街に出て行くのは久しぶりです。毎日職場と自宅の往復ばかり、週末は仕事場通いなので街の様子がわかりません。クリスマスのイルミネーションが奇麗だとか、ここ […]

黒い小さな手帳

バインダー付の黒い小さな手帳を愛用して10年が経とうとしています。表は擦り切れて年季を感じさせます。毎年3月末に手帳に収まる日記を新たに購入しています。過去の日記は保管用ファイルにしまっています。手帳には公務の仕事スケジ […]

払拭できない具象のイメージ

ポストカード大の平面作品を毎日描いているRECORD。今シーズンは1ヶ月ごとに幾何形体をひとつ決めて、それをもとに日々思いつくイメージを作品にしています。正方形や三角形、円といった定規で作るカタチを画面に入れて、そこから […]

心身の休憩…

人並みの公務、でも合間にポストカード大の平面作品RECORDの制作、週末は木彫による立体作品の制作、夜は不定期で陶彫の制作、健康促進のために時々スポーツクラブへ…と書いていると、毎日密度の濃い時間を過ごしていると自覚して […]

凸形と穴で土台を作る

新作「構築〜起源〜」の土台作りを続けています。土台に穴を開けて、そこから複数の柱が出てくるような構成を考えていますが、穴のないところには凸形のレリーフを施す予定です。凸形は抑制の効いた矩形で、116本の柱の規則的な彫りに […]

「藍」アカペラ・コンサート

数年前に同じ職場で働いていた人が「藍」というゴスペルのグループにいて、何度かコンサートを開催しています。その彼女から招待券が贈られて来たので、東京市ヶ谷のルーテル教会まで出かけてきました。久しぶりに聴く歌声。クリスマスソ […]

繰り返し作業の蓄積

新作「構築〜起源〜」は、116本の杉材の柱や9畳大の土台を使い、パターンを少しずつ変化させて、その繰り返しによる集合体で構成する彫刻です。坦々と繰り返す作業は、自分の得意とするところで、いわば労働の蓄積です。先日のブログ […]

格子の美しさ

現在「構築〜起源〜」の土台を制作中です。土台は厚板に格子状になった矩形をたくさん刳り貫く作業をしています。そこに杉の柱を立てて立体造形にする計画です。この格子をとても美しく感じています。柱を立てなくても十分に面白いと思い […]

Stollenの出回る季節

毎年この時季のブログにStollenについて書いています。Stollenはドイツ語です。シュトレンと発音します。クリスマスの時季にベーカリーで売り出されるドライフルーツの入ったパンです。自分がヨーロッパから帰国した20年 […]

現代美術が影響を及ぼす教育

知り合いの小学校教員が図画工作の公開授業をするというので、職場にお願いして見に行かせてもらいました。授業内容は「枝と布のハーモニー」と題して、近隣の公園で集めてきた木の枝や古布を使って、6年生が立体造形を楽しむというもの […]

夜の制作で思うこと

仕事を終えて自宅に帰ってから、アトリエに籠もって制作をしていると、いろいろなことを思います。仕事でやらなければならない課題があって、締め切りに追われているか、または招待状や年賀状の準備など何かあれば気持ちが動いて、何とか […]

創作一本への憧れ

一日のうちでやることが多く、時間が足りないのはいいことか、よくないことか考えることがあります。創作一本では食べていくことはできず、他に仕事を持っているのは仕方ないのかもしれませんが、創作一本の生活への憧れは常にあります。 […]

「構築〜起源〜」全体構成

畳9枚分の大きさの厚板を床に敷き、116本の柱をすべて立てて配置を考えました。今日はそんなことで一日が終わってしまいました。実際に彫ったり修整したりする作業は後回しです。柱に彫り込んだカタチを見ながら、隣り合う柱と柱のバ […]

素材の追加購入

週末はずっと新作「構築〜起源〜」の土台作りをしているのですが、土台を床より10センチ程度高くするために、側面の厚板を買ってきました。製材所でカットしていただいた板を作業場まで運んでいるうちに、夕方になってしまい、今日の作 […]

「クレーの贈りもの」

平凡社から出版されている書籍にスイスの画家P・クレーに関するものが3冊あります。「クレーの贈りもの」「クレーの詩」「クレーの旅」です。そのうち「クレーの贈りもの」は内外の作家、画家、詩人、評論家等がクレーの絵によせて文章 […]

「みじめな、うちしひがれた生徒が…」

「みじめな、うちひしがれた生徒が ぼくに白状した。窓辺へ吸い寄せられてしまう、と。ノートから離れ、インクにつけたペンから離れて。彼の目は彷徨い出ようとし、ひたいをおしあてた 窓ガラスを突き抜ける。」スイスの画家クレーの詩 […]

RECORDは「凹形」

今月のRECORDのテーマは凹形にしました。RECORDはポストカード大の平面に一日一枚のペースで、毎月決めた幾何図形から派生するイメージを描いています。そうしたシーズンも残すところ2ヶ月となりました。このRECORDを […]

HPギャラリーに「遺構」アップ

今年の個展で発表した「発掘〜遺構〜」が、ホームページのギャラリーにアップしました。架空都市に寄せる思いもコトバにしてあります。画像はカメラマンの演出処理に負うところが多く、独特の雰囲気を出しています。世の終焉を描いたスク […]

1年の締めくくりの1ヶ月

12月になりました。いよいよ寒くなり、通勤は夜明け前です。職場に着く頃に夜が明けてきます。1年間の締めくくりとは言え、やり残したことが多く、今月は猛烈に制作をしなければなりません。職場も忙しくなりますが、制作三昧の週末も […]