尾形光琳の仕事
2008年 11月 8日 土曜日
東京国立博物館で開催されている「大琳派展」は、自分にさまざまな課題を投げかけてきました。琳派は尾形光琳の「琳」の字をとっているので尾形光琳を中心とする流派であることがわかります。「琳派」は、その絢爛たる装飾性と意匠の面白さが自分にとっては印象的です。と言うか、ちょうど自分が現在やっている創作過程の心情に琳派が入り込んできたといったところでしょうか。尾形光琳の仕事で注目したのは「紅白梅図」や「燕子花図」のような評価が決まっているものではなく小袖等の光琳の意匠、または光琳風を模した図柄の多様性です。今でいうブランドもののように、光琳デザインの金字塔をうちたてた図柄だったようです。今でも雛形本を見ると当時流行の最先端のデザインがよくわかります。現在でも構図が新鮮に感じられ、自分の作品に空間や間の取り方等を取り入れられないか考えているところです。
関連する投稿
- 「至福」ベン・シャーン
画面の下半分には麦穂がたわわに実っている様子が描かれ、農夫がそれを眺めながら一人佇んでいる絵があります。アメリカ人画家ベン・シャーンによる「至福」という題名のついた絵です。「至福」はテンペラの他に同じテーマによるデッサン... - 葉山館の「ベン・シャーン展」
昨日、「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト」展を見に神奈川県立近代美術館葉山館に行ってきました。ベン・シャーンはアメリカの下町やそこで生きる人々を丹念に描き、それによって社会的な背景までも炙り出した画家です。自... - ベルナール・ビュフェ美術館
日曜日に相原工房スタッフの遠足として出かけたベルナール・ビュフェ美術館は、小高い丘に建つ瀟洒な建物で周囲には木々があって素晴らしいところにあります。ビュフェは若くして世に出た画家で、灰色がかった色彩とそこに佇む細い人物が... - 夏季休暇 美術館巡り
今日と明日の2日間夏季休暇を取っています。先週の2日間の夏季休暇は菩提寺の墓参りと長野県麻績にいる彫刻家池田宗弘先生宅にお邪魔して2日間を過ごしました。今回の夏季休暇の予定では、今日は都心の美術館巡り、明日は茨城県にいる... - 発見・再発見で変わる美術史
世界の美術史であれ、我が国の美術史であれ、無名だった芸術家の発見や再発見によって時代の奥行きが出たり、また美的基準が見直され価値感が大きく変動することがあります。停滞が続いた時代が破壊と創造を繰り返す時代に変わるときに、...
Tags: 展覧会, 画家, 芸術家
The entry '尾形光琳の仕事' was posted
on 11月 8th, 2008
and last modified on 1月 30th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.