週末の凝縮した時間

この週末も制作三昧で凝縮した時間を過ごしました。瞬く間に過ぎていく時間に追われるように杉の柱に鑿を振るい、雛型の小さな柱に小刀を振るい、RECORDの今日の分を仕上げています。ゆっくりお茶を飲む暇もありません。充実していると言えば、その通りですが、創作への意欲が他のことを考える気持ちや身体の疲労に打ち勝っているのかもしれません。考えてみれば10年位前からずっとそうしてやってきた訳ですが、さらにその前は自分の作品の方向が定まらず、今の充実とはほど遠い生活を送っていました。何かのきっかけで自分が見つかり、何かわからないけど確かに存在する目標に向って走り出した感じです。これはいつまで続くのか見当もつきませんが、生きている実感がもてる唯一の時間を過ごしていることは間違いありません。

関連する投稿

  • 連休の終わりに… この連休は例年のように土を練ったり木を彫ったりする作業をしなかったせいか普段とは違う過ごし方をしました。まず、RECORDの集中制作、さらに次なる立体作品のイメージをまとめる時間が作れたことです。立 […]
  • 待ち遠しい週末 現在の仕事のせいか週末が待ち遠しくてなりません。公務員初任の頃も同じ気分でした。仕事に慣れ、また仕事が面白くなってから週末を心待ちにすることはなくなりましたが、現在の気持ちは初任の頃に戻っています。 […]
  • RECORD12月・1月がアップ 昨年12月と今年初めの1月のRECORDがホームページにアップしました。これで1年目のシーズンはすべてホームページに掲載したことになります。12月と1月は作品が半立体になっているのが特徴です。木材や […]
  • 「ながら制作」の習慣 学生時代、とくに高校生の頃によくラジオを聴きながら勉強していて、ダラダラと時間ばかりが過ぎて頭には少しも入らないということがありました。当時「ながら勉強」と言っていましたが、意味は音楽を聴きながら、 […]
  • 制作の弾み 昨日、世田谷美術館で開催している「ダニ・カラヴァン展」を見てきたおかげで自分の制作に弾みがつき、今日はよく仕事が進みました。一番短い杉の柱を6本荒彫りして、さらに雛型も作りました。RECORDも一気 […]

Comments are closed.